
ビットコインは時価総額No.1の取引量を誇る仮想通貨の中でも一番メジャーなコインです。非中央集権型の分散型デジタルコインなので、銀行などの第三者機関を介さず取引が可能です。
しかし、投資初心者の中には「ビットコインの今後の見通しや将来性はどうなの?」「特徴や仕組みをもっと具体的に知りたい!」このような疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ビットコイン投資に興味がある方に向けて、ビットコインの特徴や投資するメリットやデメリット、ビットコインの購入方法や始め方について詳しく解説します。

Contents
ビットコインとは?
ビットコインは、2008年10月末にサトシナカモトと名乗る正体不明の人間がインターネット上に論文を公表し、2008年9月に起きたリーマンショックをきっかけに作られました。
P2P(ピアツーピア)での相互決済の仕組みを導入することで、特定の管理者を置く必要なく安定した運営・管理が可能となっています。
現在は世界中の多くの投資家からの需要が高まっており、ビットコインの時価総額は約8200億ドルです。ロシアのルーブルの時価総額約6380億ドルを上回っています。
今後ビットコインのシステムが多くの企業に導入されれば、さらに需要が高まっていくと考えられます。

ビットコインの5つの特徴をわかりやすく紹介
仮想通貨の中でも時価総額がNo.1
ビットコインは約6,600種類もある仮想通貨の中で時価総額が約8,200億ドルとNo.1となっています。時価総額が高いというのは、それだけ取引量が多いことを意味しています。
日本国内に留まらず世界中でビットコインを利用した決済可能な飲食店や家電量販店が増えているので、今後は企業がビットコイン決済を導入していけば需要が高まっていくでしょう。
また、エルサルバドルでは2021年9月7日にビットコインを法定通貨として採用しており、ビットコイン含む様々なアルトコインも今後の価格上昇が期待されています。

発行枚数上限が2,100万枚と希少性が高い
ビットコインは発行枚数上限が2,100万枚と定められているので、これ以上は新しく発行することできません。
発行上限枚数はサトシ・ナカモト作った当初に決めており、上限枚数を決めることでビットコインの価値を保証しています。
そのため、発行上限枚数を設定しておくことで希少価値が増し、インフレを起こるリスクを抑えている役割を担っています。
既にビットコインの8割以上の枚数が採掘されているので、今後さらに枚数が減ることで希少価値が上がっていくことが予想されています。

Peer to Peer (ピアツーピア)でいつでも取引可能
ビットコインはPeer to Peer(ピアツーピア)と呼ばれる、全ての参加者がネットワークの一部としてクライアントになれる方式で構成されているので、いつでも取引可能です。
従来の国際送金は通常の送金手数料に加えて為替レートからくる為替手数料などがかかりますが、ビットコインの場合は手数料が抑えられ即日着金で送ることが可能となっています。

非中央集権的なので個人同士で取引可能
ビットコインは国や銀行など第三者機関を介さない非中央集権システムなので、インターネットを介して個人同士が直接送金し合うことが可能です。
ビットコインの運用にはブロックチェーン技術が利用されており、記録の改ざんやハッキングなどが非常に困難といった特徴があるので安心・安全に利用できます。
反対にサーバークライアント方式と呼ばれる、利用者とクライアントをネットワークで結び、クライアントの要求に応答する方式は中央集権的で独裁性があります。

資産避難先としてのデジタルゴールドとしての役割
ビットコインは金と同様に価値が高いことからデジタルゴールドと呼ばれ、ヘッジファンドの機関投資家からはインフレに対するヘッジ手段として投資される場合が多いです。
そのため、経済不況や法定通貨の価値が低下している場合は資産の避難先として、ビットコインを資産ポートフォリオに組み込まれるような動きが見られるようになってきました。
今後さらにビットコインの価値が高まれば値動きが安定することで、完全な安全資産になる可能性が高いと期待されています。

ビットコインのメリット・デメリット
メリット
24時間365日いつでも取引可能
ビットコインは非中央集権的なシステムなので、銀行を介すことなくビットコインのネットワーク参加者同士で取引可能です。
送金手数料も抑えられ、送金時間も短縮できるとあって、自由度が高い点がビットコインのメリットと言えるでしょう。

少額から取引を始められる
株式投資やFX取引に比べビットコインは、少額資金から取引を始められるのがメリットの一つです。
投資を始める際は不安な気持ちを持つ方も多いと思いますが、損失をなるべく抑えながら取引ができるのが魅力です。

価格変動が大きく高い利益を得られる
ビットコインは仮想通貨の中でも時価総額が圧倒的に高く、取引量の大きい銘柄の一つです。
例えば、1万円だったビットコインが10倍20倍へと大きく価格が上昇することもあるので、他の金融商品に比べ儲かりやすい側面があります。
以前は1BTCが10万円だった時期がありましたが、今では約600万円程度まで価格が上昇しており、さらに伸びると予想されています。

デメリット
損失を出す可能性がある
ビットコインも投資の一つなので、他の金融商品と同様に損失リスクがあるのがデメリットです。
ただ、底値で売ったり高値で買わない限りは大きな損失は出ないので、投資する際はある程度チャート分析してから取引に臨みましょう。
特にレバレッジ取引をしている方は大きく利益が出る一方、損失も同等に大きく出てしまうので気を付けてください。

ハッキングリスクや不正アクセス
実は日本の仮想通貨取引では過去にハッキング攻撃を受け、仮想通貨が盗まれてしまった事件が発生しています。
仮想通貨を守るには2段階認証やコールドウォレットを採用している大手取引所を利用した方が安心して利用できるのでおすすめです。

非中央集権的なので価値が保証されない
ビットコインは今後価格が上昇していくと期待されている一方、非中央集権なので価値が担保されないのがデメリットです。
なので、世界中で「ビットコインに投資してもあまり期待できない」という風潮が広がってしまえば暴落してしまう可能性があります。

ビットコインの今後の見通しと将来性
ビットコインは金融資産となる
ビットコインは金との類似性が多く、インフレヘッジ、資産の避難先、希少性、採掘コストが高い、世界中で取引されているなどの特徴が一緒です。
実際にマサミューチュアル生命保険は、1億ドル(約104億円)をビットコインに投資すると発表しており、金融資産としての価値が大きいと言えます。

ビットコイン決済の拡大が期待されている
今現在の日本ではビットコイン決済は普及していませんが、アメリカではビットコイン決済が拡大しています。
アメリカで流行ったものは必ず日本でも数年後に流行る法則があるので、今後さらに日本でもビットコイン決済が普及していくと考えられます。

ビットコインの始め方・購入方法
ビットコインの購入方法は、次の4ステップにわけられます。
- 取引所にてアカウント登録
- 本人確認書類の提出
- 審査に通ったら入金
- ビットコインを選択して入金
これからビットコインを購入したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

1.取引所にてアカウント登録
1ステップ目が取引所にてアカウント登録をします。

スマートフォンから利用したい方は、アプリをダウンロードしましょう。パソコンの方は、公式サイトからアカウント登録が可能です。
メールアドレスとパスワードを設定し、電話番号を入力して認証コードを入力します。
2.本人確認書類の提出
2ステップ目が本人確認書類の提出です。

3.審査に通ったら入金
3ステップ目が審査に通ったら入金します。

- 銀行振込
- コンビニ入金(一時停止中)
- クイック入金(一時停止中)
しかしコンビニ入金とクイック入金は一時停止中となっているため、現在は銀行振込のみとなります。
4.ビットコインを選択して購入
4ステップ目がビットコインを選択して購入します。

ビットコインを始めるのにおすすめの時期は?
- 暴落のタイミング
- ビットコイン関連のニュースが出たとき
暴落のタイミング
ビットコインを始めるのにおすすめの時期は、ビットコインの価格が暴落した直後のタイミングです。ビットコインの値動きは大きいので、大幅に価格が暴落した直後は、元の水準に戻る可能性も高いです。
そのため、価格暴落のタイミングで購入すれば、元の値まで値上がりしたときに、その分の値幅が利益になります。

ビットコイン関連のニュースが出たとき
ビットコインは、大型アップデートや、有名な投資家の発言などのニュースによって、価格が動くことがあります。
また、ビットコインに関するマイナスのニュースがあがった後も、レートが下がり購入しやすくなる傾向があります。
ビットコインに関する悪い情報があがると、大量に保有している人が売却に踏み切るためです。

ビットコインと合わせてチェックしたいおすすめ銘柄
暗号資産取引所に登録したのならば、ビットコイン意外の銘柄も購入可能になります。ここではビットコインと合わせておすすめの銘柄を紹介します。
- イーサリアム
- リップル
ビットコインを購入して暗号資産に慣れてきたら、上記の銘柄を購入してみるのも良いでしょう。それでは実際に、それぞれの銘柄を紹介します。
イーサリアム(ETH)
- 時価総額2位
- 送金が早い
- スマートコントラクト機能で取引の自動化
イーサリアムは、ビットコインに続いて時価総額2位(2022年9現在)の暗号資産です。イーサリアム自体は分散型アプリケーションを意味しており、それに用いられる仮想通貨をイーサといいます。

イーサリアムはビットコインに比べて送金スピードが優れており、1分経たずで送金が完了します。
通貨名 | イーサリアム |
---|---|
通貨単位 | ETH |
時価総額 | ¥25,876,747,228,619 |
時価総額順位 | 2位 |
参照:Ethereum(ETH)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
リップル(XRP)
- 国際送金での利用で優れている
- 国際送金を素早くでき、コストが低い
- 有名企業との連携
リップルはリップルネットワークといわれるものを提供しており、40カ国300以上の金融機関と連携しています。
さらに国際送金はわずか4秒ほど、1回あたりのコストは0.05円と低コストかつスムーズです。

SBIホールディングスやMUFH、みずほファイナンシャルグループなどとも連携しており、安心感も抜群です。
ビットコイン取引におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所3選
Coincheck(コインチェック)
- 取引画面が初心者仕様で分かりやすい
- 貸暗号資産サービスを利用可能
- 国内最多の17銘柄を取り揃えている
Coincheck(コインチェック)はアプリダウンロード数3年連続国内No.1※を獲得した、取引画面の使いやすさや分かりやすさ、手数料の低さなど総合的に評価の高い取引所です。※公式サイトより
また、スマホアプリはシンプルなデザインな作りで、機能性と操作性を兼ね備えたインターフェイスを備えており、暗号資産取引初心者でも利用しやすい仕様になっています。

Coincheck(コインチェック)の基本情報
取扱暗号資産 |
17種類 BTC(ビットコイン)・XRP・ETH・BCH・XEM・FCT・LSK・LTC・ETC・XLM・MONA・QTUM・BAT・IOST・ENJ・OMG・PLT |
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最低取引単位 | 取引所:0.005BTC(円建てで500円相当額) 販売所:円建てで500円相当額 |
レバレッジ取引 | なし |
取引手数料 | 取引所:0% |
形式 | 販売所・取引所 |
マネックスビットコイン
- 各種取引手数料が無料で利用可能
- 24時間365日いつでも取引可能
- 多彩な注文が可能な取引ツールが魅力
マネックスビットコインは、暗号資産CFDを対象とした取引ができるサービスです。必要証拠金5,000円から取引を開始できます。
また、シンプルで使いやすいスマートフォンアプリ「MONEX TRADER CRYPTO 」は、ストリーミング注文、指値・逆指値注文、OCO、IFD、IFOなど様々な注文に対応しています。

マネックスビットコインの基本情報
取扱暗号資産 |
4種類 BTC・ETH・BCH・XRP |
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最低取引単位 | 0.01BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 無料 |
形式 | 販売所 |
出典:マネックスビットコイン
DMM Bitcoin
- 業界最多水準の15種類の銘柄を取り扱う
- 最大レバレッジ2倍で取引可能
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さらに2段階認証システムやコールドウォレットなど、第三者の不使用やログインを防ぐ安心・安全のセキュリティ体制を敷いているので、ハッキングに強いシステムを導入しています。

DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の基本情報
取扱暗号資産 |
14種類 BTC・ETH・XRP・LTC・BCH・XLM・ETC・XTZ・OMG・ENJ・NEM・QTUM・BAT・MONA |
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最低取引単位 | 0.0001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 無料※BitMatch取引手数料を除く |
形式 | 販売所 |
よくある質問
まとめ
ここまで本記事では、ビットコインの特徴や投資するメリット・デメリット、現在の価格と過去の動向から推測できる今後の見通しや将来性について詳しく紹介してきました。
ビットコインの発行上限は2,100万枚ですが現在は2,000万枚近く発行されていたり、企業がビットコイン決済を導入したりと今後ますます価値が上昇していくと考えられています。
取引所によってはビットコインを1円〜500円前後で取引できるところもあるので、少額資金からリスクを抑えて投資してみたい方は最低注文数量の取引所を利用してみてください。
