
現在、暗号資産は投資の方法として注目されています。1ビットコインの価値は、2022年5月23日時点で3,872,748円※となっており、資産価値として大きなモノへと変化しています。
「仮想通貨が大きく値上がりする前に購入できれば、大きな利益を得られる。」このような背景から暗号資産に興味を持ち、買い方を知りたいという人は多いです。
そこで今回は、仮想通貨・ビットコインの買い方を解説します。事前に購入の流れについて把握しておけば、値上がりのタイミングを狙って投資できるようになるでしょう。

Contents
仮想通貨・ビットコインの始め方・買い方
- 取引所を選ぶ
- 取引所へ口座開設の申し込みをする
- 口座開設完了後に入金
- 仮想通貨を購入
1,取引所を選ぶ
ビットコインなどの暗号資産を購入するためには、まず暗号資産取引所の口座を用意する必要があります。暗号資産取引所によって手数料の価格やサービス面などが異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
ビットコインなどの主要な暗号資産であれば、大半の取引所では扱っていますが、ビットコイン以外の暗号資産(アルトコイン)には差異があります。
せっかく口座開設をしても、投資したい暗号資産を扱っていなければ、他の取引所を利用しなければなりません。他にも、初めて暗号資産投資を始める人であれば、少額投資に対応しているかを確認するのもおすすめです。

2,取引所へ口座開設の申し込みをする
暗号資産取引所を選んだら、口座開設の申し込みをします。必要になるのは、登録用のメールアドレスと住所・氏名などの個人情報や本人確認書類などです。
詳しい口座開設の方法は取引所によって異なりますが、ほとんどの取引所ではトップ画面の申し込み画面にメールアドレスを入力すると、登録用のURLが送られます。
届いた登録用URLにアクセスし、口座開設の条件を満たしているか確認すると、住所や氏名、パスワードなどの入力画面に移ります。
対応している本人確認書類は取引所によって異なりますが、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどが該当します。
また、取引所によっては本人確認書類が正しいかどうか、提出書類とは別で顔写真を提出する場合もあります。このように、口座開設では厳重に本人確認を実施しているので注意してください。

3,口座開設完了後に入金
口座を開設したらその口座にお金を送金し、口座内にあるお金を使って暗号資産を購入します。
口座開設が完了すると、取引所のマイページの「入金」メニューから入金できるようになります。入金方法も取引所によって異なるので注意してください。
主な入金方法は、銀行振込とコンビニ入金などがあります。銀行振込の場合は指定の口座が案内されるので、指示に従って振り込みします。
他にも、クイック入金に対応している場合もあります。クイック入金は、パソコンやスマホ、ATMなどから料金を支払いでき24時間365日決済できる方法です。

4,仮想通貨(暗号資産)を購入
入金が完了したら、その金額で暗号資産を購入できます。暗号資産を購入する際は、入金額の範囲で通貨の数量を指定し、「購入」を選択します。
例えば、2022年5月18日時点のビットコインの価格は「3,951,738.43円※」です。つまり、1通貨を購入するためには400万円必要になります。
このような場合でも、小数点以下の数量を指定することで購入できます。取引所によっては、購入後にメールが届き内容を承認することで購入手続きが完了するものもあります。
※出典:CoinMarketCap
ビットコインの購入におすすめ取引所5選
Coincheck
- セキュリティ強度が高く安心して取引ができる
- 口座開設は簡単で取引を始めるまで3ステップで済む
- 暗号資産に関するさまざまなサービスを展開している
Coincheckは2014年からサービスを開始しており、国内でも老舗の取引所の1つです。
運営しているコインチェック株式会社はマネックスグループの傘下で、大きな企業の後ろ盾があり金融サービスに関するノウハウが充実しているため安心感があります。
口座開設は3つのステップで完了し、最短1日で取引を開始できます。暗号資産に関連するサービスが充実しているのも大きな特徴です。

形式 | 販売所・取引所 |
---|---|
取扱暗号資産 |
17種類 BTC(ビットコイン)・XRP・ETH・BCH・XEM・FCT・LSK・LTC・ETC・XLM・MONA・QTUM・BAT・IOST・ENJ・OMG・PLT |
最低取引単位 | 取引所:0.005BTC(円建てで500円相当額) 販売所:円建てで500円相当額 |
レバレッジ取引 | なし |
取引手数料 | 取引所:0% |
※出典:Coincheck
bitFlyer
- 7年以上ハッキング0を実現している
- 各種手数料が無料で利用しやすい
- 1円から暗号資産を購入できる
株式会社bitFlyerが運営している「bitFlyer」は、国内でも主要な暗号資産取引所の1つです。
各種手数料が無料なので、コストを気にせずに暗号資産のやり取りを行えるでしょう。さらに、1円からの少額投資ができるため初心者でも参入ハードルが低いです。
他にも、貯めていたTポイントを投資に使えるなど、サービスが多岐にわたっています。

形式 | 販売所・取引所 |
---|---|
取扱暗号資産 |
19種類
BTC・XRP・ETH・XYM・LINK・DOT・XTZ・XLM・XEM・BAT・ETC・LTC・BCH・MONA・LSK・MATIC・MKR・ZPG・FLR |
最低取引単位 | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:0.01%~0.15% |
※出典:bitFlyer
BITPoint
- 各種手数料が無料で利用できる
- 使いやすい取引ツールが充実している
- 500円以下の少額投資にも対応しているので、初心者でも簡単に始められる
BITPointは、株式会社ビットポイントジャパンが運営している暗号資産取引所です。
さらに、暗号資産取引の初心者から上級者まで満足できる取引ツールがあります。スマホからでも簡単に操作できるため、気軽に取引できるでしょう。
500円以下の少額投資に対応しており、リスクを抑えて取引したい人にもおすすめです。

形式 | 販売所・取引所 |
---|---|
取扱暗号資産 |
11種類 BTC・JMY・DOT・BCH・ETH・LTC・XRP・BAT・TRX・ADA・LNK・DEP |
最低取引単位 | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.0001 BTC |
レバレッジ取引 | ー |
取引手数料 | 無料 |
※出典:BITPoint
マネックスビットコイン
- 大手の金融機関であるマネックス証券が運営している
- レバレッジをかけて取引できる
- スマホアプリの取引ツールが充実している
マネックスビットコインは、マネックス証券が提供している取引所サービスです。メンテナンス時を除く24時間365日取引可能なので、土日など休日でも利用できます。
他にも、注文方法が豊富であり、自分のスタイルに合った取引ができます。使いやすい取引ツールがあり、口座開設から取引、入出金もスマホがあれば簡単に操作できます。

形式 | 販売所 |
---|---|
取扱暗号資産 |
4種類 BTC・ETH・BCH・XRP |
最低取引単位 | 0.01BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 無料 |
※出典:マネックスビットコイン
DMM Bitcoin
- レバレッジ取引に対応している暗号資産の種類が多い
- 各種手数料が無料なので取引しやすい
- サポート体制が充実しており、セキュリティ対策も万全
DMM Bitcoinは、大手企業であるDMMグループが運営している暗号資産取引所です。取引に関する各種手数料が無料なので、気軽に暗号資産を扱えます。
国内でもレバレッジをかけられる暗号資産の種類が多いことも大きな特徴です。サポート体制も充実しており、365日体制でサポートを受けられるため初心者でも安心です。

形式 | 販売所 |
---|---|
取扱暗号資産 |
14種類 BTC・ETH・XRP・LTC・BCH・XLM・ETC・XTZ・OMG・ENJ・NEM・QTUM・BAT・MONA |
最低取引単位 | 0.0001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 無料 |
※出典:DMM Bitcoin
仮想通貨・暗号資産取引所の選び方
ここでは暗号資産取引所の選び方について紹介します。暗号資産取引所の選び方は次の4つが挙げられます。
- 取り扱っている銘柄の多さ
- スマホアプリの使いやすさ
- 日本語での情報が多い取引所か
- 手数料が安いか
暗号資産取引所といっても海外のところや日本のところなど、さまざまです。

取り扱っている銘柄の多さ
1つ目が取り扱っている銘柄の多さです。仮想通貨はメジャーな銘柄かマイナーな銘柄など、さまざまな銘柄があります。
仮想通貨の取扱銘柄は取引所によって異なるため、自分が取引したい銘柄があるかどうかが重要です。

スマホアプリの使いやすさ
2つ目がスマホアプリは使いやすさです。主にスマホで取引をする方にとって、スマホアプリの有無はとても重要です。

日本語での情報が多い取引所か
3つ目が日本語での情報が多い取引所かを確認しましょう。国内の会社が運営している取引所ならば、まず問題はありません。
しかし、海外の会社が運営している場合であれば、日本語で得られる情報が少ないことがあります。

手数料が安いか
4つ目が手数料が安いかどうかです。
仮想通貨取引所の多くは手数料を公開しており、さらにはスプレッドと呼ばれる手数料のようなものがかかる場合があります。
1回自体の手数料が安くとも、複数回取引をしていくうえで結構な出費となります。

ビットコインの将来性は?
ビットコインは2023年1月9日時点では約226万円です。2021年に最高値である740万円だったこともあり、ビットコインの将来性に不安を抱く人は少なくありません。
とはいえ、ビットコインはまだまだ将来性が期待できる通貨です。ここではその理由について解説します。
- 仮想通貨で決済できる店舗が増えている
- プラットフォームとしての価値が高まっている
- 海外送金に有利
それぞれ、解説しますね。
仮想通貨で決済できる店舗が増えている
ビットコインの将来性が期待できる1つ目の理由は「仮想通貨で決済できる店舗が増えている」ことです。
国内ではビックカメラやメガネスーパー、海外ではスターバックスやコカ・コーラ、ケンタッキーなどの店舗でビットコイン決済ができます。
また、アメリカの決済企業であるPayPalでは、ビットコインだけでなく、イーサリアムやライトコインでの決済も可能です。

プラットフォームとしての価値が高まっている
ビットコインの将来性が期待できる2つ目の理由は「プラットフォームとしての価値が高まっている」ことです。
現在はイーサリアムを基軸としたDeFiやNFTが大きな盛り上がりを見せています。
実際に2022年のカタールワールドカップではホテル建設のインフラ管理プラットフォームにSymbol(NEM)が利用されました。
今後も、他の大きなプロジェクトに仮想通貨のプロジェクトが採用される可能性があるでしょう。

海外送金に有利
ビットコインの将来性が期待できる3つ目の理由は「海外送金に有利」であることです。
法定通貨は海外送金の際に手数料が高く取られる上に、送金完了までに数日かかるケースがほとんどです。
海外送金の場合、仮想通貨のほうが安いコストで迅速に送金できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

仮想通貨・ビットコインに投資するメリット・デメリット
暗号資産のメリット
- 値動きが激しいため売却益が期待できる
- ユーザー同士で売買できる
- 取引所に申し込みをしてからすぐに取引できる
値動きが激しいため売却益が期待できる
暗号資産は現在注目されているため、需要・供給のバランスが日々変動しており、値動きが激しいのも特徴です。
そのため、安い時に暗号資産を購入して高くなったときに売れば、その差分の利益(売却益)を得られます。
特にアメリカなどの主要な国家の通貨や、暗号資産関連のニュースと連動して大きく値動きするため、暗号資産の種類によっては短期間で大きな利益が出る可能性があります。
将来性が期待できる技術を使った新しい通貨であれば、安いときに多く購入しておけば十分な投資効果が期待できるでしょう。
実際に、ビットコインの価格は2011年頃は数千円でしたが、最も値上がりしたときは760万円にまで上がりました。もし2011年頃に1通貨だけでも購入しずっと保有していれば、いずれ700万円以上の利益が出る可能性があったのです。
ユーザー同士で売買できる
暗号資産は「投資」のイメージが強いですが、優秀な送金手段としても利用されています。管理するウォレットがあれば、相手のアドレスを指定するだけで送金可能です。
銀行などの金融機関を利用するよりも着金が早く、手数料も低いため注目されています。これらの特徴を利用して、ビットコインなどの主要通貨は決済手段として利用されていたり、国の政府が採用していたりします。

取引所に申し込みをしてからすぐに取引できる
暗号資産は取引所の口座を開設すれば、すぐに取引ができる点は大きなメリットです。
もちろん取引所の種類や入金方法によって異なりますが、順調に申し込み手続きや審査が進めば、口座開設をした当日に取引できることも多いです。
ビットコインのように1通貨あたりの価格が百万円以上の通貨もあれば、将来性が期待できる通貨でも数十円~数百円で購入できるものもあります。
このような通貨であれば短時間で大きな値動きは期待できませんが、長期保有すれば価格が上昇する可能性は十分に考えられます。
暗号資産のデメリット
- 価値が保証されていない
- システムがダウンする可能性がある
- ハッキングのリスクがある
- 詐欺の被害も存在する
価値が保証されていない
暗号資産は一般的な通貨と違い、政府や金融機関などによって価値が保証されているわけではありません。
暗号資産はブロックチェーンという技術により、取引の信頼性を保持しています。取引データは各ブロックに分散されて保存されるため、改ざんなどが難しいのが特徴です。
つまり、技術によって取引の真正性を保っていますが、国などによって管理されていないため、保証する組織が存在しないのです。

システムがダウンする可能性がある
暗号資産に関するシステムがダウンすると、使えなくなる可能性があります。このシステムダウンが起こる可能性があるのは、暗号資産を管理している主要なコンピュータや取引所です。
暗号資産はブロックチェーンを通じて分散管理されていますが、通貨によっては特定の複数の組織が中心になって運営しているケースもあります。
また、取引所も処理できるキャパシティを超えるアクセスや取引などが発生すると、処理が遅くなったりダウンしてしまったりすることがあります。
その場合は、一時的なメンテナンスが入ることになり、完了するまで利用できません。このような事態に備えて、複数の取引所で口座を開設するのもおすすめです。
ハッキングのリスクがある
暗号資産は日本円などの通貨とは違い、現物のコインはなく全てデータ上の存在です。そのため、ハッキングの被害を受けて資産を失うリスクがあります。
実際に、国内の取引所もハッキングの被害を受けて資産を流出してしまい、大きなニュースとして報道されました。現在では、どの取引所も万全のセキュリティ対策を講じていますが、100%安心とは断言できません。
詐欺の被害も存在する
暗号資産は注目度が高いことや、一部の人が大きな金額を稼いでいることもあり、詐欺の被害も存在しています。
暗号資産の取引は個人でも行えるため、詐欺の被害を防ぐためには、自分で取引所を介して購入することが大切です。
よくある質問
まとめ
この記事では、ビットコインの買い方やおすすめの取引所について解説しました。
ビットコインなどの暗号資産を購入する際は、まず対応している暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。
