
ビットコイン取引を始めてみたいけど、今後の将来性について気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビットコインの相場や将来性、おすすめの取引所5選について詳しく解説します。

Contents
ビットコインとは
ビットコインとは、仮想通貨の種類の1つで、一番初めに世の中に誕生した仮想通貨です。
2008年10月に中本哲史(Satoshi Nakamoto)という人物がインターネット上に投稿した論文が提唱されたのが始まりです。
ビットコインと現金通貨との違い
ビットコインと、円やドルなどの現金通貨との違いは以下の通りです。
- 仮想通貨であるため手に取って見えるお金ではない
- 管理する組織が存在しないため個人間で自由にお金の取引ができる
- 支払いの際に手数料が発生しない
ビットコインは、仮想通貨であるため紙幣や硬貨で手元に残る円やドルなどと違い、ネット上でのみ利用できるお金となります。
そのため、パソコンやスマートフォンをお財布代わりにして、物の売買ができるシステムとなっています。
円やドルなどの一般的なお金だと、銀行を介しての取引なるため手数料が発生しますが、ビットコインだと手数料が発生しません。
近年では、パーソナルジムの決済で現金やクレジットカード、QRコード決済以外にも、ビットコインでの支払いの導入をしているところもあります。

ビットコインの今後の相場や将来性
ここでは、ビットコインの今後の相場や将来性についてご紹介します。
ビットコインのリアルタイムチャートはこちら
上記のレートは、ビットコインのリアルタイムチャートです。
こちらのレートを見ると2022年6月には一時260万円程度まで下落していますが8月には価格を持ち直しています。

ビットコインの今後や将来性に影響するもの
では、今後のビットコインの将来性に影響するものとは何なのかについて、以下で詳しく解説します。
機関投資家の参入
まずは、機関投資家の参入による影響が考えられます。機関投資家とは、銀行や信用金庫、政府系金融機関などのことを指し、顧客から大きな資金を預かって取引をする組織のことです。
ビットコインETF承認による影響
次に、ビットコインETF承認による影響です。ビットコインETFとは、ビットコインの値動きに連動した上場投資信託のことをいいます。
ちなみに、ビットコインETFが承認されている国は、2021年10月時点でアメリカ、カナダ、バミューダの3か国のみです。
今後、その他の国でもビットコインETFが承認されれば、機関投資家も参入することができ、より大きな資金が流入します。

途上国によるビットコインの法定通貨利用
3つ目は、途上国によるビットコインの法定通貨利用です。
実際に、2021年6月には中米のエルサルバドルという人口約648万人の国で、ビットコインの法定通貨化が発表された事例があります。
エルサルバドルでビットコインの法定化が決まる前までは、ビットコインの相場が下降傾向でしたが、法定化が決まった途端相場が上昇傾向に変わりました。

ビットコインの今後の価格予想
ビットコインについて今後の価格予想をしている専門家やAIの分析を紹介します。
JPモルガン:前向きな予想
アメリカの大手投資銀行のJPモルガンはビットコインに対しては「ボラティリティの高さが機関投資家の参入を妨げている」と課題を指摘しています。
これは、ビットコインの時価総額が2.8兆ドルになることを示し、個人が投資目的で保有している金と同額になるようです。
参照元:https://forbesjapan.com/articles/detail/45815/1/1/1

マイクロストラテジー社:前向きな予想
マイクロストラテジー社はアメリカのソフトウェア企業です。世界で最も多くのビットコインを保有するとも言われています。
また、「2030年までにはビットコインは100万ドルに達する」との予測も立てています。
参照元:https://forbesjapan.com/articles/detail/46858

CoinPriceForecast:前向きな予想
アメリカの価格予想サイト「CoinPriceForecast」では、以下の予想を立てています(2022年12月時点)。
2023年:17,314ドル
2024年:19,496ドル
2025年:15,732ドル
2026年:18,550ドル
2027年:22,241ドル
このサイトはAIや機械学習のような最新技術を活かして市場分析をしており、基本的には年を追うごとに価格は上昇していくと予想を立てています。
参照元:https://coinpriceforecast.com/bitcoin-forecast-2020-2025-2030

ウォーレン・バフェット氏:否定的な意見
世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏はビットコインに対して否定的な見解を示しています。
また、2018年にも「ビットコインはバブルのようなもので何も価値を生み出さない」といった発言がありました。
バフェット氏はビットコインに対しては一貫して厳しい視線を向けています。

ビットコインが暴落する可能性は?
ここでは以下のケースにて、ビットコインの価格が暴落すると考えられています。
国際情勢の悪化による影響
国際情勢の悪化に対する懸念も、ビットコインの暴落の原因となります。
その背景には国際情勢が悪化し、経済への不安が高まる際、投資家によるリスクオフが行われることが理由としてあげられます。
これらの動向が見られる際は、価格の暴落に注意しましょう。

大幅に価格が上昇した後
ビットコインの価格が大幅に上昇したあとは、価格が低迷する場合が多いです。
大幅に価格が上昇した際は、チャートを注意深く確認するようにしましょう。
ハッキングなどによる事件が発生する場合
過去にはCoincheckが約580億円分の仮想通貨を不正アクセスにより流出した事件が発生しました。
このようなハッキングによる仮想通貨の流出は、ビットコインの信頼性が下がり価格の暴落に繋がります。

ビットコインの買い時は?
ビットコインは価格の乱高下が激しいので、買い時が分からない人もいるでしょう。ここでは、ビットコインのおすすめの買い時を紹介します。
- 2024年の半減期付近
- 価格が暴落している時
- 仮想通貨の規制が強くなった時
- ビットコインに関する好材料なニュースが発表された時
2024年の半減期付近
ビットコインは2024年初頭に半減期が予定されています。半減期とは、マイニングによって新規発行される枚数が半分になるプログラムのことで、4年に一度のタイミングで実施されます。
過去の半減期を見ても、半減期付近は価格が下落する傾向がある一方で、その翌年は価格が上昇する傾向があります。
よって、半減期付近は安く購入できるチャンスと言えるでしょう。

価格が暴落している時
価格が暴落している時は買い時と言えるでしょう。
ビットコインは2021年11月に史上最高額である1BTC770万円越えを達成しました。しかし、2022年12月時点で200万円代を付けています。
ビットコイン含め仮想通貨全体としては価格の動きが激しいことが特徴の一つです。バブルで盛り上がっている時よりも価格が暴落している時に購入したほうが賢明でしょう。

仮想通貨の規制が強くなった時
仮想通貨の規制が強くなった時も買い時と言えるでしょう。仮想通貨は発展途中の通貨であるため、法規制が追いついていません。
そのため、詐欺やトラブルが多いといった欠点があります。
法規制が強まった際は、一時的にビットコインの価格は下がるでしょう。しかし、法整備が整い、取引環境も落ち着けば徐々に価格は回復する可能性があります。

ビットコインに関する好材料なニュースが発表された時
ビットコインに関する好材料なニュースが発表された時も買い時と言えるでしょう。
特に、ビットコインの決済導入や著名人の前向きな発言などのニュースは価格が上昇しやすいです。

ビットコインのリスクや注意点
ここでは、ビットコインのリスクや注意点をご紹介します。
仮想通貨のビットコインは法定通貨よりも暴落しやすい
まず、仮想通貨のビットコインは円やドルなどの法定通貨よりも暴落しやすいです。
法定通貨であれば、国がお金の価値を保証しているため、100円の価値は一定して100円ですが、ビットコインは常に価値が変動します。
また、法定通貨のように国が管理しているわけではないため、暴落してしまうと歯止めがかからなくなるリスクもあるでしょう。

ビットコインなどの仮想通貨は世界中で規制が進められている
次に、ビットコインなどの仮想通貨は世界中で規制が進められています。仮想通貨には暴落のリスクがあるため、国が投資家を守るために規制を強めるのも理解ができるでしょう。

中国
中国では、2021年に仮想通貨に関する規制が立て続けに起こりました。
- 金融機関が仮想通貨関連サービスの提供を禁止(2021年5月)
- マイニングへの規制を開始(2021年5月)
- 仮想通貨の関連事業及びマイニングを全面禁止(2021年9月)
中国では、2013年頃から仮想通貨の規制を度々行っており、仮想通貨を根本から排除しようという動きが見られます。
中国は、世界の経済に大きな影響力を持っています。そのため仮想通貨取引を行う場合は、今後の中国の動きもチェックする必要があるでしょう。
アメリカ
アメリカでは、FRB(米連邦準備制度理事会)、OCC(通貨監督庁)、FDIC(連邦預金保険公社)が共同で、1.5兆ドル規模の仮想通貨規制を協議しています。
アメリカの場合は、個人投資家保護を目的とした規制を考えているため、規制が決まると個人での取引が自由にできなくなる恐れがあります。

ビットコイン購入におすすめの取引所5選
ここでは、ビットコイン購入におすすめの取引所5選をご紹介します。
bitFlyer
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコイン取引量6年連続No.1※と多くのユーザーに利用されている仮想通貨取引所です。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
bitFlyerのおすすめポイントは以下の通りです。
- 少額からの取引が可能
- ビットコインの取引手数料が無料
- Tポイントをビットコインに交換できる
また、三井住友銀行を利用すれば振込手数料が無料なります。100円からの取引が可能で、少額から始められるのも魅力的でしょう。

運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
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本社所在地 | 〒107-6233 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー |
問い合わせ | 03-6434-5864 |
Coincheck
Coincheckは、国内最多の通貨ペアを取り扱っている仮想通貨取引所です。
17銘柄を取り扱いつつ、スマホの操作性が優れていることから、初心者からベテランまで幅広い層に利用されています。Coincheckのおすすめポイントは以下の通りです。
- 仮想通貨の自動積立が可能
- スマホのUI/UXが充実していて使いやすい
- 国内最多の17種類もの通貨ペアを取り扱っている
また、Coincheckは親会社が東証一部上場のマネックスグループであるため、セキュリティや信頼性も高いです。

運営会社 | コインチェック株式会社 |
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本社所在地 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F |
問い合わせ | 公式サイトから行う |
GMOコイン
GMOコインは、親会社が東証一部上場のGMOインターネットグループで、安心して取引ができる基盤が整っています。GMOコインのおすすめポイントは以下の通りです。
- 仮想通貨の自動積立が可能
- セキュリティ体制が万全
- 口座開設が最短即日で完了
また、GMOコインでも仮想通貨の自動積立ができ、手間をかけることなく取引を始められます。

運営会社 | GMOコイン株式会社 |
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本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |
問い合わせ | 公式サイトより行う |
出典:GMOコイン公式サイト
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、大手DMMグループに所属する仮想通貨取引所です。多数の銘柄でレバレッジ取引ができるので、少ない資金から始められます。
DMM Bitcoinのおすすめポイントは以下の通りです。
- 取引ツールが高性能
- スマホアプリが使いやすい
- 現物・レバレッジ取引の両方が可能
また、DMM BitcoinではLINEでのサポートも行っているため初心者でも安心です。

運営会社 | 株式会社DMM Bitcoin |
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本社所在地 | 〒103-6010 東京都中央区日本橋2-7-1東京日本橋タワー10階 |
問い合わせ | 公式サイトやLINEから行う |
SBI VC トレード
SBI VC トレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所で、2021年12月にTAOTAOと合併をしました。SBI VC トレードのおすすめポイントは以下の通りです。
- SBIグループの傘下でセキュリティ体制が万全
- 入出金・取引手数料など各種手数料が無料
- スマホアプリが使いやすい
SBI VC トレードには24時間365日のサポート対応があり、初心者にも安心できるサービスです。
さらに、通貨の補償制度もあるため不正ログインで損害を受けたとしても、最大で100万円を補償してくれます。

運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
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本社所在地 | 〒106-6021 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー |
問い合わせ | 03-6779-5110 |
ビットコインに関するよくある質問
ビットコインの価値がなくなる可能性はあります。政治的な問題でビットコインの利用が廃止となったり、ビットコインのシステムに不具合が起きたりするリスクもあります。
ビットコインだけでなく法定通貨でも、将来的にずっと価値があると保証されているものは存在しないことをおさえておきましょう。
まとめ
ビットコインは、今後も価値が上昇していくと予想されています。
しかし、将来のことがどうなるかは分からないので、安易に取引をしてしまうと大きな損をしてしまうこともあります。
