
「マンションを売却したいけど、なかなか売れない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。マンションを売却したいからといっても、すぐに売れるとは限りません。
しかし、マンションを売却している方の中には逆にすぐ売れている方もいるのが現状。売れるマンションと売れないマンションにはどのような違いがあるのでしょうか?
そこで今記事では、売れにくいマンションの特徴について詳しくまとめていきます。

Contents
売れにくいマンションの特徴とは?
マンションをスムーズに売却するためにも、売れない理由を理解しておきましょう。
築年数が古い
築年数が古いマンションも売れにくい傾向があります。築年数が古いとマンション自体の価格は安くなるものの、メンテナンス費用や管理費などが高くなります。
また、設備も古く老朽化しているものもあるので、使いにくさを感じることもあるでしょう。
立地が悪い
マンションを購入する際に多くの方が重要視しているのが「立地」です。駅から近いところ、周りにスーパーやコンビニエンスストアなどがあるところなど、人それぞれ重要視するポイントは違います。
快適に生活していくためにも、立地が不便な場所に立っているマンションは売れにくい傾向があるのです。

マンションが売れない理由とその対処法6選
なぜマンションがなかなか売却できないのか、その原因と対処法を見ていきましょう。
①適正ではない売り出し価格
どのようなものに対しても言えることですが、基本的に価格が安いものの方が売れやすい傾向があります。価格が高くなるにつれ購入者の負担が大きくなりますから、どうしても手を出すのをためらってしまうでしょう。
特に実際の不動産価値に対して、価格がとても高い場合は購入希望者も離れてしまう可能性があります。できるだけ高い金額で売却したい気持ちはわかりますが、適正価格をしっかり考えることが大切です。

同じマンションだと間取りや立地はほとんど変わらないので、高階層、角部屋などの部屋に購入希望者が集中します。
エレベーターから部屋までの距離という細かな部分まで見比べられるので、売却できる可能性が下がってしまうでしょう。
対処法:周りの物件相場を把握する
適切な売り出し価格を出すためにも、周りの物件相場を把握することが大切です。マンションの相場価格はネットで調べても出てきますし、不動産業者に聞いてみるのも良いでしょう。
近隣のマンションがいくらで売却できているか相場を参考にしながら、適正な売り出し価格を出していくことが大切です。

また、3ヶ月以上経っても購入希望者が現れない場合は、値下げを考えるべきかもしれません。
とは言え、ただ単に値下げをすればいいと言うわけではありません。効果的なタイミングで値下げすることが大切で、タイミングは1月、2月、9月がおすすめ。
これは物件が売れやすい時期なので、このタイミングを狙って不動産業者とどこまで値下げするのか確認しながら値引き価格を出してみましょう。
②売り出すタイミングが悪い
マンションを売却する時期も意外に重要なポイントです。売り出すタイミングを間違えると、売却情報すら見てもらえないこともあるでしょう。
購入希望者の需要に合わせて売却情報を出すことで、より多くの方に自分の物件を見てもらうことができます。

購入希望者が多くなればなるほど競争率がアップし、自分の希望金額で売却できる可能性も高まるでしょう。
ただ、マンションを売却する際は相場調査や査定、不動産業者の選定、媒介契約の選択などやらなければいけないことがたくさんあります。
対処法:売り出すタイミングをニーズに合わせる
マンションは購入者のニーズに合わせたタイミングで売り出すことで、より多くの購入希望者が現れる場合があります。特に、同じマンションで複数の物件が売り出されている場合は、状況によっては売れやすいかどうかは異なります。
同じマンションにライバルがいる場合は、売り出し価格を下げることで売却できる確率が上がるでしょう。しかし、自分の希望売却価格よりも大きく下がってしまうこともあるので、あえて少し時期をずらして情報を出すのも1つの手です。

大幅に値下げをしなくてもタイミングによってはスムーズに売却できる可能性もあるでしょう。
マンションを売却したい時や希望売り出し価格をしっかり考えた上で、ベストなタイミングでマンションを売り出すのがベターです。
③管理費や修繕積み立て費が高い
管理費や修繕積み立て費が高いと、マンションを維持するのが大変なので、結果的に売れにくくなってしまうでしょう。
マンションではなくすべての物件に言えることですが、購入したら維持費がかかります。
そのため、販売価格を安くしてもなかなか売却できなくなってしまう可能性があるでしょう。
対処法:丁寧な説明を心がける
販売価格は不動産会社と相談した上で決めることができますが、管理費や修繕積み立て費は自分で設定することができません。
そのため、なぜ管理費や修繕積み立て費が高くなるのか、丁寧に説明することが大切です。

なぜ管理費や修繕積み立て費が高いのかという理由だけではなく、その分マンションの設備や管理がしっかり行き届いていることも説明するといいでしょう。
④需要が低いエリアにマンションがある
マンション自体に問題がない場合は、需要が低いエリアに建っていることが原因かもしれません。
マンションが駅から離れていたり、周りにスーパーや病院など生活に必要な施設がなかったりと条件が悪いと、なかなか購入には至らないのです。

対処法:デメリット以上の魅力をリサーチして説明する
需要が低いエリアでも、デメリット以上の魅力があれば購買希望者も増えるでしょう。立地が悪い場合は、自分でマンションの立ち位置を変えることはできません。
例えば、駅から離れている場合でも「道がきれいに舗装されている」、「明かりが多く女性1人でも安心して歩ける」などがあります。 マンションを売却する際は、チラシや広告でアピールしますね。しかし、広告に魅力を感じなければ購入希望者は現れません。
⑤広告に魅力を感じない
一度、お願いしている不動産仲介会社が現在出している広告がどのようなものかを確認してみましょう。
マンションの特徴が詳細にわかりやすく記載されていますか?そして、魅力が伝わる内容になっていますか?

対処法:広告をもう一度作り直す
売り出し広告にマンションの特徴や魅力がしっかり表現されていないのなら、もう一度作り直しましょう。作り直すのは手間がかかるかもしれませんが、スムーズに売却するためにも大切なことです。
とは言え、写真ばかりで魅力や特徴がしっかり記載されていない広告もNGです。

また、メリットばかりだと買い手に不安を与えることもあるので、デメリットもしっかり伝えることが大切です。
デメリットを書いたらそのままにしておくのではなく、そのデメリットに対してどのような対策がされているかなども記載しておくと良いでしょう。
⑥不動産会社との相性が良くない
世の中には、数多くの不動産会社がありますよね。「不動産ならどこも同じだろう」と、適当に不動産会社を選んでいませんか?
マンションの魅力をしっかり伝えられていなかったり、実績がなくて買い手に存在を知られていなかったりする不動産会社は避けた方が良いでしょう。また、接客態度も重要なポイントです。

対処法:信頼できる不動産会社を探す
3ヶ月たってもマンションが売却できない場合は、もう一度不動産会社探しから始めてみましょう。専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合は3ヶ月が契約期間となっているので狙い目です。
複数の会社に実際に足を運んで、契約の内容や接客態度をチェックします。
また、不動産会社の口コミもチェックしてみると良いでしょう。下調べをしっかり行って、以下のポイントに合う不動産会社を選んでみてください。
- 実際に利用した方の口コミが良い
- 接客態度が丁寧
- マンション売却の実績が多数ある
信頼できる不動産会社に依頼して、マンションの売却がスムーズにいくようにサポートしてもらいましょう。
対策してもマンションが売れない場合は?
マンションを売却するために、対策を講じてもなかなか買主が見つからない場合もあるでしょう。
そこで、対策してもマンションが売却できない場合の対処方法について解説していきます。
不動産会仲介会社の変更を検討
マンションが売却できない時は。不動産仲介会社の変更を検討することも大切です。
しっかり魅力のあるマンションであれば、不動産仲介会社による宣伝の効果が発揮していない場合や、熱心に売却活動に取り組んでいない可能性も。

不動産仲介会社による「買取」も検討
どうしても早くマンションを売却したいという方もいるでしょう。その場合には、不動産仲介会社の「買取」を検討するのも良いでしょう。
「買取」では、売却価格が市場相場よりも20%程度落ちてしまいますが、どうしても早く手放したいという方は検討するのも良いでしょう。
不動産一括査定サイトの利用がおすすめの理由
不動産一括査定サイトを利用することで、どのようなメリットが享受できるのか?と感じる方も多いでしょう。
そこで、不動産一括査定サイトの利用がおすすめな理由について解説していきます。
- オンライン上から見積もり依頼可能
- 複数の不動産会社へ見積もり依頼ができる
- 高値で売却できる不動産会社を探せる
オンライン上から見積もり依頼可能
不動産一括査定サイトはオンライン上から「不動産売却査定」ができるサービス。
そのため従来の不動産売却では不動産会社へ直接依頼しなければならなかった手間が省けて、効率的に不動産会社へ見積もり依頼できます。
複数の不動産会社へ見積もり依頼ができる
複数の不動産会社へ見積もり依頼することは、「不動産売却」の成功には欠かせないポイントです。
不動産売買を頻繁に実施している方でなければ、1社だけの見積書では、自分のマンションが適正な価格で査定されているのか、判断しずらいでしょう。
「不動産一括査定サイト」を活用すれば、自分のエリア・建物種別に強い不動産仲介会社が複数社見積書を作成してくれ、じっくり比較・検討できます。
高値で売却できる不動産会社を探せる
先ほども解説した通り、「不動産一括査定サイト」を活用すれば、効率的に複数の不動産仲介会社からの見積書をもらえるでしょう。
複数の不動産仲介会社からの見積書を比較すれば、簡単に高値で売却してくれる不動産仲介会社が探せることが予想できます。
不動産仲介会社によっては、マンション売却に強く、高値でも買い取ってくれるお客を抱えている可能性も十分あります。
「不動産一括査定サイト」を活用すれば、不動産仲介会社の営業担当者までしっかり比較できるため、信頼できる不動産仲介会社を選択できる可能性が広がります。
マンションが売れないときは査定額をもう一度比較しよう!
マンションが売れない理由は売り出し価格が適切ではない、不動産会社があっていない、などがあげられます。そんなときは不動産一括査定サイトで、不動産会社の見直しを行いましょう。
SUUMO売却
- エリアや路線、駅から売却に頼れる不動産会社を探すことができる
- 細かいエリアごとの売却相場をすぐに確認できる
- エリアやマンション名から、購入希望者、予算などを確認できる
- 不動産売却の段取りや流れ、ノウハウがよく分かるコンテンツが豊富
- 必要事項の入力は最短60秒程度であっという間に完了!簡単に申し込める!
- 10社の一括査定が可能※
SUUMO売却は、不動産・住宅サイトのSUUMOが運営する不動産一括査定サイトです。
査定を依頼できる不動産会社の店舗ごとに紹介ページがあり、売却実績やスタッフも確認することができます。売却を依頼する前に確認できるので、安心ですよね。
また、不動産売却の段取りや流れ、ノウハウなどもわかりやすいコンテンツが豊富にあります。事前に目を通しておけば、スムーズに売却を進めることができるでしょう。

購入者の予算も表示されるので、おおよその売却価格も予想できます。査定前に、ぜひ確認してみてください。
SUUMO売却での一括査定の流れ
スーモ売却では基本わずか1分程で無料一括査定の申込ができます。
物件の種別と所在地を選択し、無料査定スタートのボタンを押したら以下の質問に回答するだけでOK!
- 物件の詳細情報(間取り・専有面積・築後年数)
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物件の間取りや専有面積などは、おおよそでも大丈夫です。「試しに簡易査定からしたい」という方も気軽に申し込めます。

提携会社数 | 約2,000社 |
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最大一括査定社数※ | 10社 |
電話番号 | 0120-070-091(スーモカウンター) |
出典:SUUMO売却査定 公式サイト ※物件の所在地によって査定できる会社数に変動があります
HOME4U
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提携会社数 | 1,800社以上 |
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最大一括査定社数 | 6社 |
電話番号 | 0120-245-171 |
出典:HOME4U 公式サイト
イエウール
- 提携不動産会社は1,974社!
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- 47都道府県で審査対応可能!地方の不動産会社も見つかりやすい
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イエウールは株式会社Speeeが運営する一括査定サイトで、最大6社に一括で査定を申し込むことができます。提携している不動産会社は1,900社以上と比較的多いため、年間20万件以上の売却成立が実現しています。
47都道府県で審査対応しているため、場所に縛りがない点もおすすめできるポイントです。

- 分譲マンション
- 一戸建て
- 土地
- 一棟アパート・一棟マンション
- 区分マンション(収益)
- 一棟ビル
- 区分所有ビル(ビル一室)
- 店舗・工場・倉庫
- 農地
- その他
査定可能な不動産の種類が豊富な点も、イエウールの利用者が多い理由の1つでしょう。
提携会社数 | 1,974社※2020年7月時点 |
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最大一括査定社数 | 6 |
電話番号 | - |
出典:イエウール公式ページ
マンションが売れないときによくある質問
古いマンションだからと言って買い手が現れないわけではありません。築年数が古くても売れる物件は売れます。
少しでも売却できる可能性を上げるためには、築年数の古さというデメリット以上の魅力を伝えることが大切です。
メリットがたくさんあれば、築年数が古いマンションでも受け入れてくれる購入希望者が現れるでしょう。
専任媒介契約や専属専任媒介契約でなければ、他の不動産会社に依頼しても大丈夫です。
ただし、多くの不動産会社にお願いすると、さらし物件となるので売却できる可能性が下がってしまいます。複数の不動産会社に依頼する場合は2社、多くても3社までにしておきましょう。
さらし物件とは、長期間売却できない物件のことです。長期間売却できない物件は不動産業界の中でも噂が広がり、放置されてさらしもの状態となります。
取り扱いに悩む物件となるので、不動産会社がなかなか動かないことも。さらし物件に認定されると、売却できる確率がぐんと下がってしまうので注意が必要です。
半年たっても売却できない場合は、値下げを考えた方が良いでしょう。一度周りの相場を調べて、不動産会社と金額調整をしてみてください。
ただし、値下げをしたからといって必ずしも売却できるとは限りません。値下げをしても売却できない場合は売り出し広告を見直したり、不動産会社を変えたりなどして対応しましょう。
また、担当者ともどんなメリットがあるのか共有しておくことが大切です。不動産会社が購入希望者に購入を勧めるためにも、メリットをたくさん見つけておきましょう。
まとめ
今回はマンションが売れない原因と対処法についてご紹介しました。適正ではない売り出し価格や、売り出すタイミング、エリアが悪いなどがマンションを売却できない理由であることがわかりました。
現在売り出しているマンションを確認し、上記のポイントに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
その上で、原因に合わせた対処法をすることが大切です。売れない時間が長くなればなるほど、売却できる確率も低くなる傾向にあります。
