
暗号資産(仮想通貨)ウォレットは名前の通り暗号資産専用の財布です。大きく分けて5つの種類があり、利便性や特徴によって大きく異なります。
そのため、中には「暗号資産ウォレットの導入を検討しているがどれを選べばいいの?」「ウォレットを使用するメリットって何?」このような疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、仮想通貨の取引を始め資産が少しずつ増えてきた人に向けて、暗号資産(仮想通貨)ウォレットおすすめ3選と特徴や仕組みについて詳しく解説します。

Contents
仮想通貨(暗号資産)のおすすめウォレット4選
Coincheck(コインチェック)
- アプリダウンロード数3年連続No.1を達成※
- 大手企業が運営しており安心・安全に利用可能
- 取引ツールが見やすくて分かりやすい設計
- 国内トップの取扱通貨数17種類と豊富
- コールドウォレットと2段階認証で万全なセキュリティ
※公式サイトより
Coincheck(コインチェック)は、アプリダウンロード数3年連続No.1※を誇る仮想通貨取引所です。仮想通貨を始めるほ多くの方がCoincheckに登録して取引を始めています。※公式サイトより
また、第三者による不正使用を防ぐ「2段階認証」や、インターネットに繋がっていないウォレットで暗号資産を管理する「コールドウォレット」というシステムを導入しています。
ハッキング被害に合わない構造になっているので、自分が購入した通貨が安全に守られます。安心・安全に利用できる点もCoincheck(コインチェック)の魅力と言えるでしょう。

Coincheck(コインチェック)の基本情報
取扱暗号資産 |
17種類 BTC(ビットコイン)・XRP・ETH・BCH・XEM・FCT・LSK・LTC・ETC・XLM・MONA・QTUM・BAT・IOST・ENJ・OMG・PLT |
---|---|
最低取引単位 | 取引所:0.005BTC(円建てで500円相当額) 販売所:円建てで500円相当額 |
レバレッジ取引 | なし |
取引手数料 | 取引所:0% |
形式 | 販売所・取引所 |
bitFlyer(ビットフライヤー)
- ユーザー数が多いため相場が安定している
- 取扱銘柄数が19種類と業界最多水準
- 業界7年以上ハッキング被害0※
- 各種手数料が全て無料で利用可能
- 人気メジャーコインが1円から取引可能
※公式サイトより
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコイン取引量6年連続No.1※を達成した実績のある取引所です。大手企業から多くの出資を受けておりセキュリティレベルが非常に高いです。※公式サイトより
特にbitFlyer Lightningはビットコインの現物取引だけではなく、最大2倍のレバレッジ取引も可能です。日本1位のビットコイン取引量と流動性もあることから高い評価を得ています。
また、セキュリティ体制も万全で、秘密鍵を複数作るマルチシグネチャウォレットや、資産管理を行うコールドウォレットなどによって顧客の資産を厳重に守ってくれています。

bitFlyer(ビットフライヤー)の基本情報
取扱暗号資産 |
19種類
BTC・XRP・ETH・XYM・LINK・DOT・XTZ・XLM・XEM・BAT・ETC・LTC・BCH・MONA・LSK・MATIC・MKR・ZPG・FLR |
---|---|
最低取引単位 | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:0.01%~0.15% |
形式 | 販売所・取引所 |
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- 顧客資産の分別管理、信託保全を行っている
- 資産の95%以上をコールドウォレットにて保管
- 社内端末の動きを24時間365日体制で監視
「DMM Bitcoin」は、デジタルコンテンツ配信や金融サービスなどを提供している「DMMグループ」が運営する仮想通貨取引所。
ウォレットの安定感は高く、セキュリティ体制や不正アクセスにも様々な対策が行われています。
顧客の資金の95%以上はインターネットから遮断したコールドウォレットで保管しているので、ハッキングがあった場合でも資産を守ることが可能です。
また顧客のお金はDMMの自己資金とは別口座で管理を行っており、信託保全も実施。
万が一DMMが破綻した場合でも、預けていた金銭は返金されるので安心してウォレットを利用できるでしょう。

DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の基本情報
取扱暗号資産 |
26種類 BTC、ETH、XRP、MATIC、LINK、MKR、AVAX、CHZ、TRX、ZPG、LTC、XLM、ETC、BCH、BAT、ENJ、OMG、MONA、FRA、ADA、DOT、XTZ、XEM、QTUM、XYM、IOST |
---|---|
最低取引単位 | 0.0001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 無料※BitMatch取引手数料を除く |
形式 | 販売所 |
出典:DMM Bitcoin
※1 2023年2月1日(水)午前7時00分~2023年8月1日(火)午前6時59分
Bitget(ビットゲット)
- 主要なセキュリティベンダー4社でA+ランクを取得
- マルチシグネチャを使用し複数の認証を実現
- アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの金融ライセンスを獲得
「Bitget」のウォレットは、透明性が高いのが特徴です。
第三者機関による調査「Merkle Tree Proof-of-Reserves」を実施し、準備金率が223%であることを公開しており、顧客を保護するための保護基金も3億ドルあることを公表しています。
また同社のセキュリティも安定しており、12のSSL指標と主要なセキュリティベンダー4社で「A+ランク」を取得しています。
270種類以上の仮想通貨を取り扱っており、国内取引所には上場してないアルトコインもたくさん取り扱っているので、投資の幅を広げたい方におすすめです。

Bitgetの基本情報
取扱暗号資産 |
270種類以上 BTC、ETH、BGB、LINK、UNI、SUSHI、COMP、AAVE、YFI、DOGE、CHZ、LINA、ENJ、MANA、TRX、XRP、LTC、BCH、ETC、EOS、SHIB、MATIC、1INCH、MKRなど |
---|---|
最低取引単位 | 0.001 BTC |
レバレッジ取引 | 最大125倍 |
取引手数料 | 0.1%※BGB利用で0.08% |
形式 | 取引所 |
出典:Bitget
仮想通貨(暗号資産)のウォレットとは?仕組みと併せて解説
秘密鍵
秘密鍵とは、仮想通貨(暗号資産)の所有者を証明するための機密データのことを言います。また、俗に「プライベートキー」とも呼ばれています。
仮想通貨を購入すると2種類の鍵が発行されます。1つは公開鍵の役割を果たし、2つは秘密鍵としてウォレットの保管や管理を行います。
つまり、秘密鍵をインターネットで保管するのが「ホワイトウォレット」、インターネットから切り離して保管するのがコールドウォレットです。

ブロックチェーン
ブロックチェーンは一本の鎖のようなイメージの取引履歴を保管する技術のことです。ブロックチェーン上に記録された情報は、ハッキングや改ざんが非常に困難です。
ブロックチェーンに一度記録されたデータは一生涯残り続け、政府や企業、個人などの部外者は一切介入することはできない公正な取引が可能な特徴を持っています。
仮想通貨(暗号資産)のウォレットと取引所の違い
仮想通貨(暗号資産)のウォレットと取引所の大きな違いは、秘密鍵を自分で管理しているか、取引所の運営会社が管理しているかどうかの違いです。
一方で取引所は運営会社が管理しているので、取引履歴をブロックチェーン上にデータを記録することは行っていません。
ということは、取引所内でビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)を保有しているということは、秘密鍵も運営元で管理していることになります。

仮想通貨(暗号資産)ウォレットの種類
ホットウォレット
仮想通貨(暗号資産)にはホットウォレットと呼ばれる、常にインターネットが繋がった状態で保管する方法があります。
ホットウォレットには様々な種類があり、インターネット上からダウンロードし、パソコン内に保管する「デスクトップウォレット」。
WEB上のサイトに保管する「ウェブウォレット」の3つの保管方法があります。いずれもインターネットに接続した状態で仮想通貨を保管します。
パソコンやスマホなど、どの端末からでも手軽に仮想通貨の出し入れや管理が簡単にできます。ですが、簡単がゆえにセキュリティレベルは低下してしまう特徴があります。

コールドウォレット
仮想通貨(暗号資産)にはホットウォレット以外にもコールドウォレットと呼ばれる、インターネットから切り離した状態で保管する方法があります。
コールドウォレットには様々な保管方法があり、仮想通貨を保管する秘密鍵とアドレスを紙に印刷することで、インターネットの外で保管する「ペーパーウォレット」。
また、インターネットから切り離された専用デバイス(USBメモリ)などで秘密鍵を保管する「ハードウェア・ウォレット」があります。
「ハードウェア・ウォレット」は、最もセキュリティレベルが高い保管方法です。仮想通貨を長期間保管するには一番最適な保管方法と言えるでしょう。
暗号資産(仮想通貨)ウォレットの選び方
セキュリティ体制が整っているか
暗号資産(仮想通貨)ウォレットの一番重要視するポイントは、セキュリティ体制が整っているかどうかです。
なぜなら、セキュリティに問題がある場合、ハッキングなどの被害で保有中の仮想通貨が流出してしまう危険性があるからです。
コールドウォレットはインターネットから完全に切り離された状況で仮想通貨を保管してくれるので、セキュリティレベルが最も高い水準で保管されます。
一方でホットウォレットはネットワークに繋がった状態で保管される方法なので、何らかの形で流出してしまう可能性は否めないことを抑えておきましょう。

目的に応じて保管方法を選ぶ
暗号資産(仮想通貨)ウォレットは、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目はホットウォレットと呼ばれるネットに繋がった状態で保管する方法です。
ホットウォレットには、ウェブウォレット、デスクトップウォレット、モバイルウォレットがあり、いずれも利便性に優れている一方ハッキングやウイルスに感染するリスクが高いです。
「ペーパーウォレット」は、紙面に秘密鍵とアドレスを印刷して保管する方法です。「ハードウェアウォレット」はUSBメモリや専用なアプリに保管する方法です。
ハッキングやウイルスに感染するリスクは減りますが利便性は劣ります。

外部デバイスがあるかどうか
暗号資産(仮想通貨)ウォレットを選ぶポイントは、保有する仮想通貨を管理する際に外部デバイスが必要なのかどうかです。
外部デバイスとは何かというと、大容量のデータを保存可能なUSBメモリ、スマートフォンアプリに保存する方法、紙に記録するペーパーウォレットなどが挙げられます。
これらのウォレットのメリットとデメリットを考慮したうえで、どのウォレットが一番最適なのか判断して利用することをおすすめします。
特に取引所ではなく自分自身で秘密鍵を管理したいと考えている人は、別途で外部ウォレットを利用して保管することがメリットとなるでしょう。
対応している通貨の種類は豊富かどうか
暗号資産(仮想通貨)は世界中に約6,600種類と様々な仮想通貨があるので、目的によってどのウォレットを利用するかは人によって違ってきます。
中にはコールドウォレットのUSBメモリで保管しながら、対応していない仮想通貨はホットウォレットにて、ウェブウォレットやデスクトップウォレットに保管する方もいます。
ただ、インターネットから切り離して保存するコールドウォレットは、外部機器や紙に保管するため紛失するリスクがあります。保管する場合は金庫などに預けることをおすすめします。

暗号資産(仮想通貨)ウォレットの作り方
暗号資産(仮想通貨)ウォレットの作り方は、パターンによって異なります。ここでは、暗号資産(仮想通貨)ウォレットの作り方について、3つのパターンに分けて解説します。
- PCやスマートフォンにウォレットを作成する場合
- 必要最小限のデータをダウンロードする場合
- インターネット上にウォレットを作成する場合
PCやスマートフォンにウォレットを作成する場合
PCやスマートフォンにウォレットを作成する場合、まずはデバイスに仮想通貨のプログラムをインストールします。

そのため、デバイスには十分な空き容量を用意しておきましょう。
必要最小限のデータをダウンロードする場合
採掘をせずに仮想通貨の送金や受け入れのみを行う場合は、必要最小限のデータをダウンロードすれば問題なく利用できます。
過去の膨大な取引データをフルインストールする必要がないので、デバイスの負担を軽減することが可能です。

インターネット上にウォレットを作成する場合
PCやスマートフォンにダウンロードやインストールはせずに、インターネット上のサイトにてウォレットを作成することも可能です。
また、複数のPCやスマートフォンで利用できるという利便性の高さもメリットです。しかしメリットがある反面、利用しているサイトがハッキング被害にあう可能性があります。

よくある質問
まとめ
ここまで本記事では、仮想通貨(暗号資産)取引に最適なウォレットやブロックチェーン・秘密鍵などを利用したウォレットの仕組み、取引所との違いや選び方を紹介しました。
特に大手企業が提供する取引所ウォレットは一度もハッキング被害を受けたことがなく、セキュリティ体制抜群です。コールドウォレットで保管してくれるので安心安全に利用可能です。
ウォレットには大きく分けて5つの種類があり、それぞれ特徴や利便性が異なるので、使用用途を明確にして必ずセキュリティの高い取引所ウォレットを利用しましょう。
