
「FXのデイトレードは、初心者には難しい?」「FXで毎日少しずつでもいいから利益を積み上げていきたい」とデイトレードに興味がある人も多いでしょう。
デイトレードでは1日でエントリーから売却を完結させる取引なので、短期間で小さな利益を積み上げるのに適しています。しかし、デイトレードで初心者でも勝てるのか、損失リスクはないのか、気になりますよね。
そこで今回は、FXのデイトレードのメリット・デメリットやデイトレードにおすすめのスプレッドが狭いFX口座を紹介します。

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Contents
FXのデイトレードとは?
FXのデイトレードとは、保有したポジションを一日の間に清算する投資方法です。買いから入って同日中に売る、もしくは売りから入って同日中に買い戻しを完結させる手法を指します。
つまりポジションを翌日まで持ち越さない投資手法です。数時間〜1日でポジションを清算するので、1日に何度も売買を繰り返す場合もあります。
短期で利益を確保したい人や、朝〜夜まで相場を見れる時間が長い人に向いているといえます。逆に仕事が忙しすぎるサラリーマンや、チャート分析の勉強ができない人には不向きでしょう。

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FXデイトレードのメリット5つ
FXのデイトレードには以下5つのメリットがあります。
- 1回のリスクが少ない
- 取引チャンスが多い
- 短期で利益を得られる
- スワップポイントがない
- 経済指標の影響が少ない
1.1回のリスクが少ない
デイトレードの大きなメリットとして、売買1回のリスクが少ないことが挙げられます。デイトレードは、数時間〜1日という限定された時間での小さい値動きで清算するからです。
ただし、やり方を誤ると短時間で資産を失うリスクもあるので、レバレッジのかけすぎには注意しましょう。

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2.取引チャンスが多い
デイトレードは短期の値幅で利益を積み上げていくので、1日の取引機会を多くできるのが特徴です。
価格が安いときにポジションを保有し高くなったら清算し、価格が高いときに売りから入って安くなったら買い戻すというように、1日に何度も取引チャンスが訪れます。
初心者の間はリスクの少ない米ドル/円で取引を行い、慣れてきたらユーロ、ポンドなども増やしていくことで、更に取引チャンスは広がります。
3.短期で利益を得られる
デイトレードは数時間から1日で取引を完了させるため、短期で利益を得られるのもメリットです。為替は平日24時間動いているので、いつでも利益を出せます。
例えばレバレッジをかけずに10万円投資した場合、長期保有投資で20万円にするのは、現実的に難しいでしょう。
しかしデイトレードなら、1日に何度も「10万円全額を買っては売り、売っては買い」を繰り返せます。1年後に20万円にするのも、不可能とはいえません。

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4.スワップポイントがない
デイトレードには、スワップポイントがないのもメリットでしょう。
スワップポイントは1日刻みで精算され、精算時点でポジションを保有していた場合に発生します。付与・支払いタイミングは業者によって少し異なりますが、毎日朝方の5時〜7時頃が多いです。

5.経済指標の影響が少ない
経済指標の影響が少ないのも、デイトレードの強みでしょう。経済指標は、世界の政府や中央銀行が発行している経済データで、外国為替市場に大きな影響を与えます。
しかしデイトレードであれば、経済指標発表の日を避けてエントリーができるので、影響を受けにくいです。

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FXデイトレードのデメリット3つ
FXデイトレードのデメリットは以下の3つです。
- 毎日相場をチェックする必要がある
- コストがかかる
- 初心者には売買のタイミングが難しい
1.毎日相場をチェックする必要がある
デイトレードは同日中にポジション保有から清算までを行わなければならないので、毎日相場をチェックする必要があります。長期保有投資なら、買いのタイミングと売りのタイミングさえ決めておけば、あとは相場を見る必要がありません。
またデイトレードは1日の小さな値動きに対して、利益を積み上げていく手法のため、ポジションを持つタイミングと清算をするタイミングが重要です。

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2.コストがかかる
コストがかかるのも、デイトレードのデメリットです。1日に数回取引を行うので、約定の数だけ手数料が発生します。手数料はFX口座によって異なるので、できるだけ手数料の安い口座を選びましょう。
FX口座によっては、1回ごとの注文で手数料が発生する「1約定タイプ」と、1日約定代金の合計で手数料が決まる「定額タイプ」があります。

3.初心者には売買のタイミングが難しい
デイトレードは取引のタイミングが重要です。チャートを分析して、価格が上昇するか下降するかを読み取られなければいけません。慣れている上級者でもどちらに動くか予想するのは難しいので、初心者にはハードルが高いでしょう。
しっかりとした根拠なく保有してしまうので、損失前に手放す根拠も持ちづらいです。売買タイミングを身につけるためには、テクニカル分析を勉強したり実践したりして、慣れていくしかありません。

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デイトレードは難しい?勝率アップの手法・コツ4つ
デイトレードに必勝法はありませんが、勝つ確率を上げたり・リスクを抑える方法はあります。以下4点を意識してみましょう。
- テクニカル分析を活用する
- 場合によっては損切りも行う
- トレンド相場以外は取引をしない
- 初心者は「米ドル/円」で始める
1.テクニカル分析を活用する
テクニカル分析を活用すると、利益を出しやすく損失が出にくくなります。
チャートに、様々な線が引かれているのを見たことがある人も多いでしょう。チャートのさまざまな折れ線グラフは、テクニカル分析の一種。線を引いて相場の方向やトレンドのサインを見つけるのに役立てています。

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2.場合によっては損切りも行う
自分が予想した逆の方向に相場が動いて損失が出ているとき、損失拡大を防ぐため清算する手段を「損切り」といいます。
損失が確定してしまうので心理的には避けたいと考える人も多く、価格が戻ることを期待して損切りに踏み切れない人も少なくありません。
今後も同じような投資をしていれば、いつか含み損は拡大し、損切りが間に合わず相場から退場することになるでしょう。
投資のプロでもすべての相場を読むのは不可能で、何度も損切りをしています。すべての資産を失ってしまったらトレードができなくなるので、次のトレードのためにも潔く損切りをしましょう。

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3.トレンド相場以外は取引をしない
テクニカル分析をしっかり行えば、今の相場はレンジなのか、トレンドが出ているのかが分かるようになります。FXで損しやすい人は、レンジ相場でポジションを持って消耗してしまう傾向があるので注意が必要です。
値動きは上昇トレンドのときは転換点までは上がりやすく、下降トレンドのときは転換点まで下がりやすい特徴があります。逆張りをするのではなく順張りを行いましょう。

4.初心者は「米ドル/円」で始める
FX初心者には「米ドル/円」から始めるのがおすすめです。日本円なので分かりやすく、日本円との通貨ペアで最もメジャーな組み合わせだからです。
米ドル/円は流通量が多いためスプレッドも狭い傾向にあり、コストを抑えた取引が可能です。まずは米ドル/円でFXからはじめて、徐々にデイトレードに慣れていくとよいでしょう。
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デイトレードにおすすめのFX口座3選
DMM FX
- 各種取引手数料が無料
- ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.5銭とスプレッドが狭い
- スマホツールが高機能でPC並に分析に使える
DMM FXは、各種手数料が無料のFX口座です。ドル/円が0.2銭、ユーロ/円が0.5銭などスプレッドが狭いのでデイトレードがしやすい口座といえるでしょう。
トレンド系の移動平均線・一目均衡表、オシレーター系のMACD・RSIなど、デイトレードに使えるテクニカル指標はすべて搭載されているので、チャートとしっかり向き合えます。

基本情報
会社名 | 株式会社DMM.com証券 |
---|---|
最小取引単位 | 10,000通貨 |
通貨ペア数 | 21種類 |
スプレッド(原則固定) |
など |
デモ取引 | 可 |
出典:DMM FX
MATSUI FX
- 総合ネット証券ならではの高機能ツール
- 1通貨単位から取引可能
- 7:00〜24:00まで営業のコールセンター
MATSUI FXは、業界最狭水準のスプレッド※を提供しているFX口座です。米ドル/円は0.2〜0.9銭、ユーロ/円は0.5銭、豪ドル/円は0.7銭で取引できるので、コストの心配なくデイトレードを行えるでしょう。
FXでは珍しい1通貨単位から取引ができるので、まずは試してみたい初心者や取引を気軽に実践してみたい人も、リスクを抑えて取引ができます。

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基本情報
会社名 | 松井証券株式会社 |
---|---|
最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 20種類 |
スプレッド(原則固定) |
など |
デモ取引 | 可 |
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※ 公式サイト文言より スプレッド適用期間:2022年6月20日~
出典:MATSUI FX
SBI FXトレード
- 業界トップクラスの取扱い通貨ペア※1
- チャート注文可能でスピード取引
- 1通貨単位から取引可能
SBI FXトレードは、業界トップクラスの取扱い通貨ペアである34種類を扱うFX口座です※1。珍しい通貨の取り扱いもあるので、デイトレードに慣れてきたらチャレンジするのもよいでしょう。
スマホのFXアプリの機能も充実しており、9種類のテクニカル指標が整っているので、PC並の精度でチャート分析ができます。

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基本情報
会社名 | SBI FXトレード株式会社 |
---|---|
最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 34種類 |
スプレッド(原則固定) |
など |
デモ取引 | なし |
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※1 公式サイトより
※2 公式サイトより
出典:SBI FXトレード
デイトレードに向いているFX口座の選び方
スプレッドが狭いか
FX口座を選ぶときは、スプレッドが狭いかどうかを見るようにしましょう。デイトレードは1日に何度も売買を繰り返すため、取引回数分スプレッドが発生します。
スプレッドの狭さは、通貨ペアによっても異なります。スプレッドは原則固定ではあるものの、相場によって変動するので、どの条件下でも必ず狭い業者はないといえます。

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約定率が高いか
約定力の高さもFX口座を選ぶ上で重要なポイントです。約定力は「注文した価格で約定できるか」「どれくらいの早さで約定できるか」などで判断できます。
約定率とは「約定数÷注文数」で算出できます。例えば、約定率99%のFX業者であれば、100回の注文で99回は注文通りに約定できているという意味です。

よくある質問
勝率を上げる一つに、「テクニカル分析を活用する」方法があります。テクニカル分析とは過去のチャートを分析してトレンドを読み取り、将来の値動きを予想する分析方法のことを指します。これにより相場は似た動きを繰り返すことが多いため、パターンを見つけることで、予想を立てやすくなることが特徴です。このテクニカル分析を行うことで、利益を生み出しやすく、損失を抑えることができます。
まとめ
今回は、FXのデイトレードについて解説しました。FXで必ず勝つという手法はありませんが、テクニカル分析をしっかり行い、トレンド相場のみ取引を行えば、リスクを抑えた取引が可能です。
特にデイトレードは毎日相場を確認して分析やトレード計画も必要ですが、短期間にたくさんのチャンスがあります。小さい利益を積み重ねやすく、経験も積めるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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