【初心者向け】FXの証拠金とは?仕組みや計算方法を徹底解説!

「FXの証拠金ってどういうものなの?」「初心者でも証拠金計算はやった方が良い?全然理解できない」あなたはこんな疑問を持っていませんか?

この記事ではFX初心者のために、証拠金がどのようなものか取引においてどう気をつければ良いのかについて詳しくまとめました。

証拠金について分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

FXの証拠金とは

証拠金とは、取引における「担保」のようなものです。

 担保とは借金などの支払いができなくなったときのために、保証として提供する対象。お金を借りる時などによく用いられる。

FXでは「証拠金」を担保にして取引を行います。現金で直接買い付けする「現物取引」に対し、証拠金を用いた取引は「信用取引」と呼ばれており、手持ち資金以上の取引を実現できるのが利点です。

ただし、証拠金を用いた取引はメリットばかりでなくリスクもあるため、事前に確認しておきましょう。

FXについて知っておきたい用語

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FX取引を始めるなら、まずは以下3つの専門用語について理解しておきましょう。

理解しておきたい用語
  • 必要証拠金
  • レバレッジ
  • ロスカット

仕組みがわかれば簡単ですので、順に解説していきます。

(1)必要証拠金

取引を始めるには、必要証拠金についての理解は欠かせません。必要証拠金とは、ポジションを持つたびに最低限必要になる資金のことで、後述するレバレッジによって変動します。

必要証拠金がわからないと、取引にいくら必要なのかも判断できません。

(2)レバレッジ

レバレッジとは、てこの原理のことで、投資の世界では「手持ち資金以上の取引ができる仕組み」を指します。

本来、100万円分の取引を行うには100万円の資金が必要です。しかし、たとえばレバレッジを5倍まで高めれば、20万円の資金で100万円分の取引ができるようになります。

レバレッジを上げることで、資金効率をぐんと高められるのです。なお、国内ではレバレッジは最大25倍までに制限されています。

証拠金制度(レバレッジ制限)
個人が店頭FX取引を行う際は、通貨ペアの種類を問わず、取引金額に対して4%以上の証拠金を差し入れ、維持する必要があります(レバレッジに換算すると25倍以下となります。)。

引用:金融庁

 

なお、海外の業者はレバレッジ規制を受けないため無制限ですが、その分リスクが高いためおすすめできません。

(3)ロスカット

ロスカットとは、証拠金が一定の割合まで落ち込んだときに、自動的に決済される仕組みのことです。

FXは証拠金を用いているため、含み損が膨らめば際限なく損失が大きくなり、投資家が大損失を追ってしまう可能性があります。

しかし、基本的にはロスカットによって含み損がマイナスになる前に決済されるため、資金以上の損失を負うリスクはありません。

 追証について
相場の急変動によってロスカットが間に合わないことがあり、その場合証拠金がマイナスになって追加で証拠金を請求されてしまう。

ロスカットはかなりの損失になるはずなので、極力避けたいですね。

FXの証拠金の計算方法

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取引に必要な「必要証拠金」は、次の計算式から求められます。

 必要証拠金の計算方法

必要証拠金 = 通貨単位 × 現在レート × レバレッジ

たとえば、レートが1ドル = 100円で取引単位が1,0000通貨の場合、レバレッジを最大まで高めると必要証拠金は4,000円となります。

レバレッジが高ければ高いほど、少額資金で大きな取引ができると覚えておきましょう。

FXでレバレッジを高める3つのメリット

レバレッジにはメリット・デメリットがあるため、双方を理解した上で取引を進めることが重要です。まずメリットは以下の3つです。

レバレッジを高めるメリット
  • 資金効率が高まる
  • 大きな利益を狙える
  • 必要資金が少なくて済む

それぞれ詳しく解説します。

(1)資金効率が高まる

レバレッジを高めれば、単純に資金効率を高められます。たとえば、1万円の資金でレバレッジをかけなかった場合は、よほど大きな値動きがない限りまともに利益は見込めません

しかし、レバレッジを5倍、10倍と高めることで利益も5倍、10倍に膨れ上がるため、少額からでも大きな利益を臨めます

レバレッジをうまく活用すれば、効率的に資金を増やせますよ。

(2)大きな利益を狙える

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レバレッジを活用すれば、短期間で大きな利益を狙えます。

たとえば、スキャルピングやデイトレードなどの短期取引では、大きな値動きが臨めず、利益が大きくなりにくいです。しかし、レバレッジを高めることで小さな値動きでも十分に大きな利益になります。

特にスキャルピングでは、レバレッジを高めるのが基本だと言えるでしょう。

(3)必要資金が少なくて済む

レバレッジを高めれば、必要資金も小さくなります。仮に100万円分の取引をしたい場合、レバレッジなしだと100万円もの資金を用意しなければなりません。

しかし、レバレッジを最大の25倍まで高めることでたったの4万円の資金から取引を始められます。

少額からでも取引が成り立つのは、他の投資と比べた大きなメリットです。

FXでレバレッジを高める2つのデメリット

レバレッジは資金効率を高めるのに便利ですが、次のようなリスクがあることも十分理解しておきましょう。

レバレッジを高めるデメリット
  • 含み損が大きくなる
  • ロスカットリスクが高まる

(1)含み損が大きくなる

利益が大きくなった分、含み損も大きくなるため注意です。FXは買いか売りかの2択ですので、もし予想が外れてしまったとき、大きな損失を被ることになります。

もちろん、証拠金が足りなくなればロスカットされてしまうでしょう。

レバレッジを高めるなら、含み損になったときにすぐロスカットにならないか、計算しておかなければなりません。

(2)ロスカットリスクが高まる

当然ですが、レバレッジを高めれば高めるほどロスカットリスクは高まります。いくらまで損失が膨らめばロスカットになるかは、口座によって異なります。

 事前にロスカット率を把握して、どのくらいの含み損なら許容できるのか知っておきましょう。

FXでレバレッジを高めるときの3つの注意点

レバレッジはリスクも高いため、以下のように取引をきちんと管理しながら、適切に高めていきましょう。

レバレッジの注意点
  • 証拠金維持率を把握
  • ポジションを持ちすぎない
  • ロスカットレベルを意識

それぞれ詳しく解説します。

(1)証拠金維持率を把握

レバレッジを高める場合に限らず、証拠金維持率はきっちり把握しておきましょう。

 証拠金維持率とは
手持ち資金に対する現在の必要証拠金のこと。含み益が大きくなれば維持率が上がり、含み損が大きくなれば維持率が下がる。

たとえば、証拠金が100万円で1ドル = 100円のときに10万通貨でポジションを持つと、証拠金維持率は250%となります。

証拠金維持率が下がりすぎる場合、レバレッジを下げるか資金量を増やして対処しましょう。

(2)ポジションを持ちすぎない

極力ポジションを持ちすぎないようにしましょう。レバレッジをかけた上で、さらに複数のポジションを持ってしまうと、証拠金の計算が難しくなります。

そうして、どんどん証拠金維持率が下がり、最悪の場合ロスカットを招いてしまうでしょう。

理想的なのは、ポジションを決済した後次のポジションを持つことです。いきなり複数ポジションを持つのは、リスクが高くなるためおすすめできません。

(3)ロスカットレベルを意識

口座のロスカットレベルもチェックしておきましょう。

 ロスカットのタイミングは、含み損が証拠金が上回ったタイミングではなく、「口座ごとのロスカットレベルを上回ったとき」です。

たとえば、ロスカットレベルが50%の場合、証拠金維持率が50%を下回ってしまった時点でロスカットを受けてしまいます。

取引の際は、常に高い証拠金維持率を保つよう意識しましょう。

証拠金を維持してFX取引を行う4つのポイント

証拠金を維持してロスカットをなくし、安全にトレードするには以下のようなポイントを守るようにしましょう。

証拠金を維持して取引するポイント
  • 損切りを徹底
  • 余剰資金から取引
  • 情報収集を行う
  • 短期取引から始める

まずは基本に忠実なトレードを心がけていけば、思いがけない損失を防げますよ。

(1)損切りを徹底

損切りラインはあらかじめ決めておきましょう。損切りがあいまいだと、「もう少しで相場が反転するかも」とズルズルとポジションをもちづづけてしまいます。

ルールを決めておかないと、どうしても感情に流されるのが人間の性です。

何pips逆行したら損切りするなど、明確な損切りラインを決めておくことが重要です。

証拠金が少なく人気! おすすめFX口座4選

(2)余剰資金から取引

FXに限らず、投資は余剰資金から行いましょう。生活に必要なお金まで投じてしまうと、いざというときに冷静な判断ができなくなり、勝率に悪影響を及ぼします。

それに、FXは常にロスカットのリスクがあるため、もし生活資金が失われてしまっては大変です。

FXは少額からでも始められますので、最初は失っても痛くない、余剰資金の範囲内で投資しましょう。

(3)情報収集を行う

取引の際は、きちんと情報収集も行いましょう。FXには以下2種類の分析方法があります。

取引スタイル 内容
テクニカル分析 チャートだけを見て売買タイミングを図る方法
ファンダメンタル分析 経済に関するニュースなどを見て売買タイミングを図る方法

テクニカル分析がメインだとしても、経済指標の発表などで相場が大きく動く可能性があるため、情報収集は必須です。

各証券口座では、FXに関するニュースを発信していますので、ぜひ活用しましょう。
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(4)短期取引から始める

初心者のうちは、短期取引から始めるのも手です。為替相場は、短期間ではそこまで大きく動きません。

したがって、ポジションを長く持ち続けるよりも、短期間で決済してしまう手法の方が為替リスクが小さくなります。

短期的に取引するスタイルは、主に以下の2つです。
短期取引の例
  • スキャルピング
  • デイトレード

スキャルピングは数秒〜数分ほど、デイトレードは数十分〜数時間で取引を完了させるスタイルです。

このどちらかなら、ポジションを持っている間に相場の急変動を食らってしまうリスクが低く、初心者でも取り組みやすいでしょう。

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証拠金が少なくてOK!少額取引できるFX口座4選

取引に必要な資金は口座によって異なります。初心者のうちは、以下のように取引通貨数が少なくて少額から取引できる業者を選ぶと良いでしょう。

少額取引できる証券口座
  • MATSUI FX
  • SBIFXトレード
  • LINE FX
  • LIGHT FX

それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

(1)MATSUI FX

松井証券

運営会社 松井証券株式会社
取引通貨単位 1通貨単位
スプレッド ドル円:0.2pips
ユーロ円:0.5pips
ポンド円:1.1pips
取扱通貨ペア 20種類

出典:MATSUI FX

レバレッジについて理解が浅いなら、MATSUI FXがおすすめです。

 MATSUI FXなら、1通貨単位から取引できるので、わずか数百円からでも取引を始められます。

また、レバレッジは4つのコースから選べるようになっており、初心者でも非常にわかりやすいのが他社にない魅力です。

証拠金について理解しながらトレードしていきたいなら、ぜひMATSUI FXで口座開設してみましょう。

(2)SBIFXトレード

運営会社 SBI FXトレード株式会社
取引通貨単位 1通貨単位
スプレッド ドル円:なし
ユーロ円:0.28pips
ポンド円:0.5pips
取扱通貨ペア 34種類

出典:SBIFXトレード

取引コストを抑えたいなら、SBIFXトレードが最適です。

 スプレッドが狭く、さらに1,000通貨単位以下の取引なら極小スプレッドとなるため、少額取引に適しています。

特に、ドル円のスプレッドは脅威の0円です。コストを抑えてお得に取引したいなら、SBIFXトレードで間違いないでしょう。

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(3)LINE FX

LINE FX

運営会社 LINE証券株式会社
取引通貨単位 1,000通貨単位
スプレッド ドル円:0.2pips
ユーロ円:0.5pips
ポンド円:1.0pips
取扱通貨ペア 23種類

出典:LINE FX

スマホから取引したいなら、LINE FXが一番です。

 使いやすいスマホアプリが特徴で、テクニカル分析を行い、結果をLINEのトークで通知してくれます。

経済指標などのニュースもLINEで通知されるため、情報収集にもおすすめです。

パソコンを持っておらず、スマホから取引したい方はぜひLINE FXに登録しておきましょう。
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(4)LIGHT FX

LIGHT FX

運営会社 トレイダーズ証券株式会社
取引通貨単位 1,000通貨単位
スプレッド ドル円:0.2pips
ユーロ円:0.4pips
ポンド円:0.9pips
取扱通貨ペア 29種類

出典:LIGHT FX

スワップ狙いなら、LIGHT FXがおすすめです。

 トルコリラ、南アフリカランドといった高金利通貨ペアに強く、これらを1,000通貨単位から取引できるのが魅力です。

少額からスワップを狙いたいなら、LIGHT FXが最適だと言えるでしょう。

まとめ

FXでは、取引のときに証拠金を用います。

証拠金は取引における「担保」のようなものです。もし予想が外れ、含み損が大きくなって証拠金維持率が下がると、ロスカットによる強制決済を食らう恐れもあります。

利益や損失を正しく読むには、証拠金を計算できるようになっておきましょう。

 

初心者のうちはレバレッジ抑えめにすると共に、レバレッジを高めるときは以下のポイントを押さえておきましょう。

レバレッジに関する注意点
  • 証拠金維持率を把握する
  • ポジションを持ちすぎない
  • ロスカットレベルを意識

なお、証拠金が少ないなら「MATSUI FX」がおすすめです。

最小の1通貨単位から取引できる上に、レバレッジがコースで選択できるようになっているため、初心者でも取引に迷うことがありません。

まだ証拠金についてうまく理解できない方は、MATSUI FXで口座開設して、取引しながら学んでいくと良いでしょう!

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