
「FXと株式投資ってどう違うの?」
「自分はどちらを選んだ方が良い?自分に合った投資方法の選び方を知りたい!」
あなたはこんな疑問を持っていませんか?
FXと株式投資では、投資対象や取引できる時間、リスクなどが大きく異なります。両者の違いだけでなく、自分の投資スタイルも加味した上で検討する必要があるでしょう。
この記事では、FXと株式投資で迷っているあなたのために、両者の違いや選び方、他の投資方法についても紹介しています。

どとらを選ぶべきが比較
Contents
株とFXの違いとは?どちらを選ぶべきか解説
FXと株式投資では、投資対象から取引時間まで大きく異なります。
どちらを選ぶべきかは、あなたの投資目的やライフスタイルによって大きく変わってくるため、一概には言えません。
まずはFXがおすすめなのは次のような人です。
- 少額取引したい
- 好きな時間に取り組みたい
- 楽しみながら投資したい
次に、株式投資がおすすめなのは次のような人です。
- ある程度資金がある
- 情報収集が嫌いではない
- 配当や優待に魅力を感じる

株とFXの違いをわかりやすく解説
FXと株式投資は同じ投資とはいえ、大きく異なるもの。
特に大きな違いは以下の5つです。
- 投資対象
- 値動きの大きさ
- レバレッジの大きさ
- 取引時間
- インカムゲイン
まずは両者の違いを明確に理解しておきましょう。
(1)投資対象
FXと株式投資では、投資対象が異なります。
まずFXの投資対象は、各国政府が発行しているドルや円、ユーロなどの「通貨」です。基本的に2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」で取引を行い、ペアによって値動きなども異なります。
次に株式投資では、もちろん株式が対象です。
株式会社と呼ばれる企業が、資金調達のために発行する証券のこと。株式を購入するのは、その企業に投資するのと同じ意味を持つ。
株式投資では、日本以外にも米国や中国など、幅広い株式に投資できます。また、複数の株式をまとめた「投資信託」や「ETF」などの証券に投資することも、広義で言えば株式投資だと言えるでしょう。
(2)値動きの大きさ
値動きが異なると、利益の出しやすさやリスクが異なります。
まずFXはそこまで大きく値動きしません。
通貨の価格があまりに大きく変動すると、通貨を利用している国民が困るため、政府や中央銀行が値動きを抑えているのです。
ドルや円など先進国通貨は、値動きが安定しているが、発展途上国の通貨は比較的値動きが大きい傾向にある。
一方、株式は通貨よりも値動きが大きいです。
企業が大きく成長して投資家から評価されれば、短期で大きな成長を遂げることもありますし、反対に不祥事などで大暴落する可能性もあります。
企業が倒産すれば、株式の価格は0円となるため要注意です。
5つ紹介!
(3)レバレッジの大きさ
FXと株式投資では、掛けられるレバレッジも変わります。
保有資金の数倍もの取引ができる仕組み。資金が10万円で4倍のレバレッジをかければ、40万円分の取引ができる。
FXは株式投資よりもレバレッジが大きく、国内だと最大25倍です。
レバレッジが大きいと少額から大きな利益を狙えますが、その分損失も大きくなりやすいため、判断を誤ると大損失を招いてしまいます。
一方、株式投資はレバレッジがありません。信用取引なら最大3.3倍のレバレッジを掛けられますが、それでもFXと比べると小さめです。
(4)取引時間
FXは平日なら24時間いつでも取引できます。
早朝や夜中の取引もできるため、忙しいサラリーマンや主婦の方でも、時間を見つけて取り組みやすいと言えるでしょう。
最近ではスマホから取引できるため、外出が多い方でも安心です。
一方、株式の取引時間は以下の時間に限られます。
午前 | 9:00〜11:30(平日のみ) |
午後 | 12:30〜15:00(平日のみ) |
取引時間の短さは一見デメリットですね。しかし、取引時間外は値動きしないため、忙しい方でも値動きを追いやすいのは利点だと言えるでしょう。
5つ紹介!
(5)インカムゲイン
投資の利益には以下の2種類があります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
それぞれの違いですが、キャピタルゲインは資産の値動きによって得られる利益で、インカムゲインは資産を保有しているだけで得られる利益のを指します。
FXのインカムは「スワップポイント」です。
スワップとは通貨の金利差を指し、南アフリカランドに代表される高金利通貨を保有することで、日をまたいだときにスワップポイントを受け取れます。
低金利の通貨ペアだと、日をまたいだときにスワップポイントを支払わなければなりません。
株式のインカムは「配当金」や「優待」です。ただし、配当や優待の有無や大きさは、銘柄によって大きく変わってくるため注意しましょう。
5つ紹介!
株と比較したFXのメリット5つ
FXは株式投資と比較すると、次のようなメリットがあります。
- 少額から始められる
- 24時間取引できる
- 下落しても利益を狙える
- 短期間で稼げる
- 自動売買を活用しやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)少額から始められる
FXの魅力は少額から投資できることです。
株式投資は、基本的に100株単位での取引になるため、具体的には数十万円単位のお金が必要になります。
一方、FXは証券口座によってはお小遣いのような額からでも取引できるため、資金の少ない学生や主婦でも取り組みやすいと言えるでしょう。
特に「松井証券」のように1通貨単位から取引できる口座なら、ほんの数百円でリアルトレードができるため、練習する機会も多いです。

どちらを選ぶべき?
(2)24時間取引できる
前述した通り、株式投資は平日の限られた時間のみしか取引できないため、忙しい方にとって取引しにくいのが欠点です。
しかし、FXなら24時間いつでも取引できます。
特に、学生や主婦、サラリーマンなど日中どうしても時間を空けられない方は、ぜひFXに取り組んでみると良いでしょう。

(3)下落しても利益を狙える
FXは下落局面でも利益を狙えます。
FXでは現金ではなく「証拠金」を用いて取引を行うため、取引したい通貨を一度売却して後で買い戻すことで、下落しても利益を狙うことが可能です。
通貨ペアが上昇すると予想するなら買い、下落すると予想するなら売りでエントリーしましょう。

どちらを選ぶべき?
(4)短期間で稼げる
FXはレバレッジの大きさが特徴です。
最大25倍までレバレッジを掛けられるため、たとえ値動きが小さかったとしても、大きな利益を狙える可能性があります。
たとえば、1日のうち値動きが0.1pips(0.1円)しか動かなかったとしても、レバレッジを25倍にしていれば2.5円値動きしたときと同じ利益を得られるのです。

(5)自動売買を活用しやすい
FXは自動売買を活用しやすいのも利点です。
相場に応じて自動的にトレードしてくれるツールのこと。
株式にも自動売買はありますが、企業の業績や不祥事などを事前に予測することはできませんから、ツールだけで利益を出すのは難しいです。
しかし、FXはチャートだけを見て相場を分析する「テクニカル分析」でも十分利益を狙えますから、ツールも活用しやすいと言えるでしょう。

どちらを選ぶべき?
株と比較したFXのデメリット3つ
FXは少額から取引できるのが魅力ですが、次のようなデメリットもあります。
- リスクが大きい
- ロスカットリスクがある
- 追証を受けることもある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)リスクが大きい
FXは株式投資と比べてリスクが大きいです。
そもそも、FXをはじめとした「信用取引」は資金以上の取引ができる反面、読み間違えると一気に大きな損失を受けるリスクがあります。
特にレバレッジを掛けて取引している場合、相場が思った通りに動いてくれれば良いのですが、反対に動くとあっという間に損失が広がり、資金があっという間に溶けてしまいます。
FXは気軽に取り組める反面、仕組みについて理解していないと危険です。

おすすめの投資方法3選
(2)ロスカットリスクがある
FXにはロスカットリスクがあります。
含み損が一定以上に膨らんだことで、強制的に決済されて損失が確定されてしまうこと。
ロスカットされる水準は口座によって異なります。たとえば、含み損が証拠金の50%までになっただけでロスカットされるケースもあるため、取引する際は必ず「ロスカットレベル」を把握しておきましょう。

(3)追証を受けることもある
FXでは追証(おいしょう)を受けるリスクもあります。
追証とは、損失が証拠金を上回ってしまった際に、証券会社から追加で資金を要求されてしまうことです。
基本的に、追証を受ける前にロスカットが実行されるため、頻繁に追証が発生することはありません。しかし、急な相場変動でロスカットが間に合わず、証拠金がマイナスになってしまうことも考えられます。

おすすめの投資方法3選
株とFXどちらを選ぶべきか
この項では、FXと株式投資のメリット・デメリットを踏まえ、どちらを選ぶべきか詳しくまとめています。
まだ悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
(1)FXがおすすめな人
FXがおすすめなのは次のような人です。
- 少額取引したい
- 好きな時間に取り組みたい
- 楽しみながら投資したい
FXは株式投資と違い、数百円単位から取引できます。
株式投資では、基本的に100株単位から購入することになるため、資金の少ない方ならFX取引の方が適していると言えるでしょう。
取引時間に関しても、平日なら24時間いつでも取引できるため、ライフスタイルに合わせやすいです。最近ではアプリからでも取引できるため、必ずしもパソコンに張り付いている必要はありません。
また、FXは株式投資と比べてややギャンブル性が高い側面があります。堅実な投資をしたい方には向かないものの、楽しみながら投資したい方には良い選択肢だと言えるでしょう。
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(2)株がおすすめな人
株式投資がおすすめなのは次のような人です。
- ある程度資金がある
- 情報収集が嫌いではない
- 配当や優待に魅力を感じる
株式投資は、基本的に100株単位での取引となります。
最近では「ミニ株」も登場していますが、すべての銘柄に対応しているわけではないため、やはりある程度資金力は必要になるでしょう。
また、値上がりする株を選ぶにはリサーチが必要不可欠。株価や業績をこまめにチェックするのが苦にならない方でないと、利益を出すのは難しいです。
ただし、株式には配当金や優待もあるため、インカムゲインを目当てにして長期的に保有することも視野に入れてみましょう。
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株とFX以外におすすめの投資方法3選
何も投資方法は株とFXだけではありません。
他にも以下のような投資方法があるため、特に堅実な資産形成を求めている方は、ぜひ目を通してください。
- 投資信託
- 海外ETF
- REIT
それぞれ詳しく解説します。
(1)投資信託
安定性を求めるなら投資信託が一番でしょう。
投資信託は、株や債券、REITなどの複数の有価証券をまとめた商品のことで、誰でも簡単に分散投資できるのが魅力です。

特に、特定の株価指数に連動する「インデックスファンド」は長期的に安定した成長を見せているため、10〜20年の長期を見据えて投資するならおすすめです。
なお、投資信託は「NISA制度」にも対応しています。本来、投資の利益には税金がかかりますが、優遇税制を活用すれば一定期間カットできるため、ぜひ活用しましょう。
NISAはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
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(2)海外ETF
投資信託と並び、海外ETFもおすすめです。
ETFとは「Expert Traded funds」の略称で、日本語に直すと上場投資信託を指します。基本的には、ほぼ投資信託と同じものだと考えてもらって良いでしょう。
特に「米国ETF」はおすすめの選択肢です。
ETFには、国内投資信託やインデックスファンドにはない「配当金」があり、米国のETFでは高配当の銘柄も多々登場しています。

ETFはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
(3)REIT
不動産投資ならREITがおすすめです。
REITとはいわゆる「不動産投資信託」のことで、不特定多数の投資家から集めた資金を運用して、不動産投資で得られた利益を分配しています。
本来、不動産投資には数百〜数千万円ほどのまとまった資金が必要になりますが、REITは数万円程度から投資できるのが最大の利点。

REITはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
なお、次項ではおすすめのFX口座を紹介しています。
口座によって取引できる通貨ペアや取引金額が異なりますので、ぜひ参考にしてください!
おすすめFX口座3選
GMOクリック証券
- 業界最小水準のスプレッド!※
- PC・スマホともに充実した取引ツール
- 手数料や金利が比較的安い
GMOクリック証券は、業界最安水準※の取引コストで取引できるFX会社です。取引手数料は0円、スプレッドは原則固定でドル円が0.2銭と狭く設定されています。
※公式サイトより
スマホ・PCいずれも取引ツールが充実しており、チャンスを逃さずに取引できます。さらに、入金はネットバンキング・銀行振込・投資信託から引き落としなど、複数の方法が選択可能です。
会社名 | GMOクリック証券株式会社 |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 20種類 |
スプレッド(原則固定) |
ドル/円 0.2銭 |
最短即日取引 | 可 |
デモ取引 | 可 |
※参照 GMOクリック証券 公式サイト
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DMM FX
- 口座維持手数料など各種手数料無料
- 充実したサポート
- FX口座数が80万口座を突破※
※公式サイトより
DMM FXは、動画やゲームサービスで有名な、DMMグループのFX会社です。口座維持手数料や出金手数料などの、各種手数料が無料な点が魅力的です。
口座開設もスムーズで、スマホから本人確認を完了すると、最短1時間で取引スタート可能です。
さらにサポートも充実しており、営業日は24時間、電話・メールで問い合わせを受け付けています。

DMM FXの基本情報
会社名 | 株式会社DMM.com証券 |
---|---|
最小取引単位 | 10,000 |
通貨ペア数 | 21種類 |
スプレッド |
ドル/円 0.2銭 |
最短即日取引 | 即日 |
デモ取引 | 〇 |
※参照 DMM FX 公式サイト
LINE FX
- 業界最高水準※のスワップポイント
- 経済指標・急変動をLINEで知らせてくれる
- LINEで問い合わせ可能
※公式サイトより
チャットアプリで有名なLINEが提供するFXサービスです。23種類の通貨ペアが用意されており、選択肢が豊富です。
LINE FXでは取引手数料などの各種手数料が無料で取引可能です。取引に発生するコストはスプレッドのみのため、取引コストは低い口座と言っていいでしょう。
また口座開設も非常にスムーズで、スマホ1台で最短3分間で申し込み完了できます。

LINE FXの基本情報
会社名 | LINE証券株式会社 |
---|---|
最小取引単位 | 1000通貨 |
通貨ペア数 | 23種類 |
スプレッド |
ドル/円 0銭 |
最短即日取引 | あり |
デモ取引 | 無し |
※参照 LINE FX 公式サイト
おすすめネット証券3選
SBI証券
- SBIグループの証券口座開設中720万突破!※
- 業界屈指の格安手数料※
- IPO銘柄・米国株式取扱
※公式サイトより
SBI証券は、国内株式個人取引シェアが№1の証券会社。手数料の安さも特徴で、業界屈指の格安手数料№1を誇ります。
サポート品質も高く、2020年の問い合わせ窓口格付けで「最高評価」を獲得しています。さらに、米国株式の取扱い数が4008銘柄・ファンドの取扱い数2680本など、とにかく取扱い商品が豊富です。

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SBI 証券の基本情報
株式手数料(現物) |
|
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株式手数料(信用) |
【通常】
【大口優遇】
|
投資信託本数 | 2,698本 |
取扱い商品 | 国内株式 外国株式 投資信託 債券 外国為替保証金取引(FX) 先物・オプション CFD(くりっく株365) 金・銀・プラチナ eワラント iDeCo(個人型確定拠出年金) 保険 |
キャンペーン |
|
※参照 公式サイト
※1 手数料定額プラン(アクティブプラン利用の場合)
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楽天証券
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- 投資未経験者が75%
- 20代~60代以上まで幅広く支持されている
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株式手数料(現物) |
※全て税込み |
---|---|
株式手数料(信用) |
※全て税込み |
投資信託本数 | 2,694本 |
取扱い商品 |
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※参照 公式サイト
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スマホ証券利用率№1の証券会社です。20代投資家が選ぶ「スマホ利用で使いやすいネット証券」№1に選ばれています。
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株式手数料(現物) | 【現物取引】
※全て税込み |
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株式手数料(信用) | 0円 |
投資信託本数 | 30本 |
取扱い商品 |
|
キャンペーン |
口座開設&かんたんなクイズに正解して、最大4000円相当の株がタダでもらえる |
※参照 LINE証券公式
まとめ
株とFXはどちらも大きく異なる投資方法です。
投資対象や取引できる時間、値動きの大きさなどが異なるため、あなたの投資目的やライフスタイルに合わせて選びましょう。
最後に、それぞれどのような人におすすめかまとめました。
- 少額取引したい
- 好きな時間に取り組みたい
- 楽しみながら投資したい
- ある程度資金がある
- 情報収集が嫌いではない
- 配当や優待に魅力を感じる
なお、FXでは少額取引やデモトレードも可能です。
100株単位からしか取引できない株式投資と比べ、資金的なハードルは低いため、とりあえず何か投資をやってみたい方はFXから始めてみると良いでしょう。