
法人・ビジネスカードとは、支払い口座に会社名義の法人口座を指定できる、個人事業主や経営者向けのクレジットカード。カードの利用枠が、個人用のクレジットカードを比較して大きいのが特徴です。
法人・ビジネスカードにもたくさんの種類があり、いざ選ぼうと思ってもどれがいいのか分からない方も多いかと思います。
この記事では、そんな法人・ビジネスカードの中から8枚厳選し特徴やメリットなどを徹底解説。また、各カードのポイント還元率を比較したランキングも紹介しています。

中小企業・個人事業主にもおすすめ法人・ビジネスカード8選
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- オフィス用品の購入でキャッシュバックが受けられる
- 経費管理・業務の効率化をサポートするサービスを用意
- 出張が快適になるトラベルサービスを提供
メタル製のビジネスゴールドカードとなっており、見た目から高級感が漂っています。ビジネスに活かせる特典が多く、オフィス用品の購入でキャッシュバックを受けられる点は魅力です。
毎年4月1日~9月30日・10月1日~3月31日の各期間中に、DELL Technologiesにてオンラインまたは電話での通信販売で決済に使用すると、各期間最大7,000円のキャッシュバックとなります。
さらに、心身のリフレッシュに使える福利厚生プログラム「クラブオフ」や、健康管理をサポートする「ヘルスケア無料電話相談」など、さまざまなサービスが利用可能です。
最高1億円の旅行傷害保険や手荷物ホテル当日宅配サービス、国内線法人専用運賃をオンラインで利用できるアメリカン・エキスプレスJALオンラインなども用意されています。

年会費 | 36,300円(税込) |
---|---|
申し込み資格 | 20歳以上で個人事業主または法人代表者 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
ポイント還元率 | 0.5% |
保険・補償 |
|
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
三井住友カード ビジネスオーナーズ
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でVポイントプレゼント
- ビジネスサポートサービスを提供
三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費永年無料で所持できます。法人カードはそれなりに年会費が必要となるものが少なくないため、コストを軽減できる点は非常に魅力的です。
また、ETCカードも年会費無料※で追加できるため、車移動が多いビジネスマンにとって使い勝手が良いと言えます。
新規入会&利用で、最大8,000pt相当のVポイントがプレゼントされます。2021年11月29日の9時から実施されており、終了時期は未定です。ぜひ、この機会に大量のポイントを獲得しましょう。
ビジネスシーンでの役立つサービスとして、アスクルサービス・日産レンタカー・Timesカーレンタルなどを提供しています。

年会費 | 永年無料 |
---|---|
申し込み資格 | 満20歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主) |
国際ブランド | Visa Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5% |
保険・補償 | 海外旅行傷害保険 |
ETCカード | あり |
出典:公式サイト ※入会翌年度以降、前年度に一度もETCカードのご利用がない場合は、ETCカード年会費550円(税込)のお支払いが必要となります。
JCB一般法人カード
- タッチ決済が使えるため便利
- インターネット限定の新規入会キャンペーンを実施
- 会計ソフトの利用がお得になる
JCB一般法人カードはタッチ決済に対応しているため、専用の機器にかざすだけで支払いが完了します。サインや暗証番号が不要なため、仕事中で時間がなくても手軽に決済可能です。
大切なカード情報についてはすべて裏面に記載されており、情報を見られるリスクを軽減できる点も魅力と言えます。
新規入会キャンペーンとなっており、期間中の入会でJCBギフトカードが3,000円分もらえます。
そして、入会翌々月末までに10万円(税込)以上の利用で17,000円分のJCBギフトカードがプレゼントされるという内容です。
さらに、2022年4月1日~2022年9月30日までの期間に申し込むことで、弥生会計オンラインのベーシックプランまたはセルフプランは2年間0円で提供されます。

年会費 | 1,375円(税込)※オンライン入会の場合のみ初年度無料 |
---|---|
申し込み資格 | 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上が対象) |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.47% |
保険・補償 |
|
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
ライフカード ビジネスライト
- 年会費永年無料&最短4営業日で発行
- 申し込みから契約までWEB完結
- さまざまなサービスを利用可能
ライフカードビジネスライトは、本人確認資料だけで申し込みができるため手軽で、かつ年会費は永年無料となります。
さらに、申し込みから最短4営業日で発行されるため、急ぎで手元にカードが欲しい人にもおすすめです。
そして、ライフカード提携弁護士による法律相談が1時間無料、タイムズカーの会員カード発行手数料無料、海外アシスタントサービスLIFE DESKが利用できるなどサービスが充実しています。

年会費 | 無料 |
---|---|
申し込み資格 | 法人代表者または個人事業主 |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
ポイント還元率 | – |
保険・補償 | – |
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
ダイナースクラブ ビジネスカード
- 社用経費をカード払いが可能
- 3大ビジネス得点を用意
- 利用可能枠に一律の制限なし
ダイナースクラブ ビジネスカードは、備品購入費・公共料金・接待費といった、さまざまな社用経費をビジネスカードで支払えます。
すべての決済をダイナースクラブ ビジネスカードにまとめることで、経費処理や利用状況の確認がスムーズになるうえポイントも貯まるためおすすめです。
3大ビジネス特典として、会計ソフトfreeeの優待・ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロンが利用できるビジネス・ラウンジ、加盟店優待ビジネス・オファーなどの特典を用意しています。

年会費 | 27,500円(税込) |
---|---|
申し込み資格 | 27歳以上で法人・団体等の代表者または個人事業主 |
国際ブランド | ダイナースクラブ |
ポイント還元率 | 0.40% |
保険・補償 |
|
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カード
- 基本還元率1%
- 支払いは最長84日後で手数料0円
- ビジネスに必須な機能も充実
基本還元率1%に設定されているため、日々の利用で効率良くポイントを貯められます。業務に関わる費用はもちろん、公共料金・税金・広告費・資材購入費なども支払い可能です。
支払いは最長で84日後となるため、猶予があることから社用資金の効率的な運用が可能となります。
最長15ヶ月分の利用明細をWEB上で確認できる、データはPDFやCSVでダウンロード可能です。支払い時の詳細が記載されているため、精算事務作業が大幅に軽減されます。

年会費 | 27,500円(税込) |
---|---|
申し込み資格 | 中小規模法人代表者(未成年を除く) |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
ポイント還元率 | 1.0% |
保険・補償 | 国内・海外旅行傷害保険 |
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
ラグジュアリーカードMastercard Black Card(法人口座決済用)
- 金属製カードならではの存在感
- 還元率1.25%
- トラベル優待が充実
金属製カードならではの存在感がある一枚です。独特の重厚感と流行にとらわれないカードデザインで、見た目からステータス性の高さを示してくれます。
貯めたポイントはマイルへ交換可能で、手数料は無料です。飛行機利用が多いビジネスマンにとって、非常に魅力を感じられます。
世界3,000以上の施設で利用可能なトラベル優待を付帯し、国内外の空港ラウンジも無料です。さらに、国際線手荷物宅配も無料なため出張時にメリットを感じられるでしょう。

年会費 | 110,000円(税込) |
---|---|
申し込み資格 | 20歳以上 |
国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元率 | 1.25% |
保険・補償 |
|
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
JCBカードBiz
- 個人カード感覚で利用できる一枚
- 貯めたポイントの使い道が豊富
- 海外での利用で獲得ポイントは2倍
JCBカードBizは、個人カードのような感覚で所持・利用できるビジネスカードです。自身で設定した金額以上の利用時には、通知&使い過ぎ防止アラートで知らせてくれます。
2022年9月30日まで、インターネットにて新規で申し込みをした人に限り、最大20,000円分のJCBギフトカードがプレゼントされるうえ、年会費初年度無料です。
さらに、1ptあたり3円としてキャッシュバックも受けられるため、使い道が豊富という点は魅力と言えます。
海外にてJCB加盟店で決済利用した分は自動的にポイント還元率は2倍となるため、出張の多い人には特におすすめです。

年会費 | 1,375円(税込)※初年度無料 |
---|---|
申し込み資格 | 法人代表者または個人事業主(カード使用者は20歳以上が対象) |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.47% |
保険・補償 |
|
ETCカード | あり |
出典:公式サイト
おすすめ法人・ビジネスカード還元率比較ランキング
当記事で紹介した法人カードの中で、ポイント還元率が高いものを3つピックアップして紹介します。
1位|1.25%:ラグジュアリーカードMastercard Black Card(法人口座決済用)
- 金属製カードならではの存在感
- 還元率1.25%
- トラベル優待が充実
2位|1.00%:セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カード
- 基本還元率1%
- 支払いは最長84日後で手数料0円
- ビジネスに必須な機能も充実
3位|0.5%:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- オフィス用品の購入でキャッシュバックが受けられる
- 経費管理・業務の効率化をサポートするサービスを用意
- 出張が快適になるトラベルサービスを提供
3位|0.5%:三井住友カード ビジネスオーナーズ
- 年会費無料
- 新規入会&利用でVポイントプレゼント
- ビジネスサポートサービスを提供
法人・ビジネスカードの選び方4つ
1.年会費で選ぶ
申し込む法人カードを選ぶ際は、年会費をチェックしましょう。カードの種類によって、年会費の設定は大きく異なります。無料~数十万円まで、非常に幅広いです。
基本的には、年会費に比例してカードの特典内容や付帯保険などは充実度が変わってきます。年会費が高額でも活かせる内容であれば、申し込み先として選択肢に入ってくるでしょう。
2.ビジネスにおいて魅力的な特典の有無で選ぶ
法人カードを選ぶうえで、いかに魅力的な特典を付帯しているかは非常に重要です。ビジネスシーンで役立つ特典が多いほど、所持するメリットを感じられます。
- ビジネスソフト利用の優待特典
- 空港ラウンジ無料利用
- 付帯保険内容
法人カードによっては、会計ソフトfreeeの利用優待を受けられる場合があります。その他にも、ビジネスシーンにおいて活用するソフトを便利に利用できれば魅力的です。
そして、付帯保険の内容も確認すべき項目として挙げられます。万が一への備えとなる旅行傷害保険については、国内・海外どちらに適用となるかなどを把握しましょう。
もちろん両方にて適用されていると心強いですが、国内での出張等で飛行機利用が多い場合は、国内旅行傷害保険のみで十分と言えます。

3.追加カードの発行上限枚数や追加料金を調査する
法人カードは、本会員となる一枚以外に社員が使えるよう追加カードが用意されています。各社で追加カードの発行可能枚数は異なるため、事前にチェックしておいてください。
追加カードの発行可能枚数だけでなく、追加でどれだけの料金が発生するかという点も忘れてはいけません。トータルでどれだけのコストが必要か、きちんと把握しておいてください。
4.ポイントやマイルの貯めやすさで選ぶ
クレジットカード払いにする大きな目的に、ポイントやマイルを貯めるというものが挙げられます。貯めたポイントはさまざまな用途があり、うまく活用すると節約効果が得られるのです。
そして、貯めたポイントをマイルに交換できる場合もあります。飛行機利用が多い人は、ぜひその点もチェックしておいてください。
まとめ
この記事では、おすすめの法人カード8選を紹介し、選び方や所持するメリットなども解説しました。
各法人カードで年会費や付帯特典、付帯保険などの内容は異なります。自身の使い道に合うものを選ぶためにも、それぞれの特徴をきちんと把握しておきましょう。
申し込むものを決める際に、ポイントの貯めやすさや追加カードの発行条件・費用なども要チェックです。
