
株式投資を始める場合、最低取引単位は100株で統一されているため、人気の銘柄だと用意する資金の金額が大きくなります。
ミニ株であれば、100株未満の数量でも株式を購入できるため、少額投資を始めやすいです。しかし、ミニ株に対応しているかどうかは証券会社によって異なるため注意が必要です。
また、どの証券会社を選べば良いか悩む人も多いでしょう。そこで今回は、ミニ株・単元未満株を扱うおすすめ証券会社5選を紹介します。

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Contents
ミニ株・単元未満株とは?
ミニ株とは単元未満株とも呼ばれ、株数が1株から99株のものです。つまり、株式を1株単位で購入する方法であることから、少額投資ができるため人気があります。
2018年10月1日以降、国内株式の売買単位は100株に統一※されました。国内の株式を売買する場合は100株ごとになるため、投資を始めるには一定金額以上の資金を用意しなければなりません。
そこでミニ株であれば、1株から99株の間の数量で購入できるため、通常の株式投資よりも用意する資金が少なくなります。
全ての銘柄がミニ株に対応しているわけではありませんが、少ない資金で株式投資を始めたい人は、ミニ株の中から気になる銘柄の選択をおすすめします。

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ミニ株・単元未満株のおすすめ銘柄5選
日本郵船
日本郵船は国内海運業の首位企業です。海運業だけでなく物流や航空運送事業なども行っており、国際的な複合輸送に強みがあります。
自動車や半導体関連貨物などを中心に業績が伸びています。株価は1万円を下回っているため、10万円以内の資金でも株式を購入できるでしょう。
株価※2022年7月30日時点 | 10,400円 |
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出典:SBI証券株価情報
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トヨタ自動車
トヨタ自動車は日本を代表する自動車メーカーであり、世界でも影響力が大きいです。主に日本・アジア・アメリカでのシェアが高いことが特徴です。
直近での株価は下げ相場であり、経済状況などの影響は受けていますが、今後の成長が期待できる銘柄といえるでしょう。
株価※2022年7月30日時点 | 2,137円 |
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出典:SBI証券株価情報
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オリックス
オリックスはリース業を基盤に、不動産・事業投資・再生可能エネルギー・保険などさまざまな分野に事業を展開しています。
2022年には、会計ソフトを扱う子会社の売却益が貢献して最高純益を達成しているなど、業績は好調です。
株価※2022年7月30日時点 | 2,360円 |
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出典:SBI証券株価情報
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ソニーグループ
ソニーグループは国内の大手エレクトロニクスメーカーの1つです。ゲーム機器やテレビなどの電化製品以外にも、エンタメ・記入・音楽・アニメなどにも力を入れています。
10年間の株価の動向は緩やかに上昇を続けており、2022年以降は下げ相場が続いているものの、今後の成長が期待できる銘柄でもあります。
株価※2022年7月30日時点 | 11,695円 |
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出典:SBI証券株価情報
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三菱UFJフィナンシャル・グループ
三菱UFJフィナンシャル・グループは、国内最大級の金融グループです。
10年間の株価の動向は激しく上下しており、2018年から2020年に大きく下がりましたが、それ以降は右肩上がりに推移しています。
株価※2022年7月30日時点 | 745.4円 |
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出典:SBI証券株価情報
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ミニ株・単元未満株の取引方法を解説
ここではミニ株(単元末満株)の取引方法について解説します。ミニ株の取引方法は次の6ステップに分けられます。
- SBI証券の口座を開設
- SBI証券の口座へ入金
- ログインして単元未満株の選択
- 銘柄名検索にて購入したい銘柄名・コードを入力
- 注文方法や注文期間を設定する
- 取引パスワードの入力
やや工程が多く感じますが、すでにSBI証券へ登録している方はステップ3より始めましょう。

1.SBI証券の口座を開設
1ステップが目がSBI証券の口座を開設します。SBI証券の口座開設は郵送とオンラインの2つがあります。

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2.SBI証券の口座へ入金
2ステップ目がSBI証券の口座へ入金します。
参照:入金はどのように手続きをすればよいですか? : SBI証券

3.ログインして単元未満株の選択
3ステップ目がログインして国内株式より単元未満株を選択しましょう。「お客様サイトへログイン」を選択して、ユーザーネームとパスワードを入力してログインしてください。
その後、画面上の「取引」にカーソル合わせれば国内株式が選べます。

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4.銘柄名検索にて購入したい銘柄名・コードを入力
4ステップ目が「銘柄名検索」にて購入したい銘柄名・コードを入力します。国内株式を選択すると注文画面へと移動しますので、その際に購入したい銘柄を指定しましょう。

5.注文方法や注文期間を設定する
5ステップ目が注文方法や注文期間を設定します。
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6.取引パスワードの入力
6ステップ目が取引パスワードの入力です。
取引パスワードを入力して、注文内容がなければそのまま進み注文完了です。
しかし、約定済みの場合はキャンセルできないため注意してください。
ミニ株・単元未満株取引におすすめの証券会社5選
LINE証券
- ミニ株である「いちかぶ(単元未満株)」を扱っている
- LINEのアプリで少額投資を始められる
- 業界最低水準の手数料※で取引できる
LINE証券には「いちかぶ(単元未満株)」があり、1株数百円から気軽に投資を始められます。取り扱い銘柄数も多く、興味がある企業に投資できます。
また、手数料は業界の中でも最低水準であるため、コストを抑えて取引できる点も魅力です。平日は夜21時まで取引ができるため、仕事帰りなどでも売買しやすいです。

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ミニ株の名称 | いちかぶ |
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取引手数料(税込) |
【国内株式】
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取扱商品 |
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PC取引ツール | - |
スマホ・タブレット取引ツール | LINEアプリ |
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出典:LINE証券公式サイト
※公式サイトの文言による
SBI証券
- 単元未満株である「S株」を扱っている
- 買付手数料は0円であり、売却時のみ手数料がかかる
- 24時間いつでも注文の受付を行っている
SBI証券では、単元未満株として「S株」を扱っており、数百円の資金でも有名企業の株主になれます。SBI証券のS株は1株から申込可能です。
さらに、市場への発注は1日3度までですが、注文は24時間受け付けており、自分のペースで取引をしやすいです。

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ミニ株の名称 | S株 |
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取引手数料(税込) |
【S株】
【国内株式】
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取扱商品 |
|
PC取引ツール |
|
主なスマホ・タブレット取引ツール |
|
無料口座開設はこちら
出典:SBI証券公式サイト
マネックス証券
- 単元未満株である「ワン株」を扱っている
- 通常の株と同じ権利を得られる
- NISA・ジュニアNISAに対応している
マネックス証券では、単元未満株として「ワン株」を扱っています。買付手数料が無料であり、取り組みやすさも大きな魅力です。
ただし、優待は保有株数によって変わります。少額投資だと十分な内容を受け取れない可能性があるため注意が必要です。

無料で口座開設してみる
ミニ株の名称 | ワン株 |
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取引手数料(税込) |
【ワン株】
【国内株式】
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取扱商品 |
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主なPC取引ツール |
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主なスマホ・タブレット取引ツール |
|
無料で口座開設してみる
出典:マネックス証券公式サイト
auカブコム証券
- 単元未満株であるワン株を扱っている
- Pontaポイントを購入に利用できる
- ミニ株によるプレミアム積立も利用可能
auカブコム証券は、単元未満株である「ワン株」を扱っており1株から株式投資を始められます。少額から売買ができる点は、利用する側にとって非常に魅力的と言えるでしょう。
また、Pontaポイントは現金と一緒に使うこともできるため、貯まったポイントがあれば投資に有効活用できるでしょう。

ミニ株の名称 | プチ株 |
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取引手数料(税込) |
【プチ株】
【国内株式】
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取扱商品 |
|
主なPC取引ツール |
|
主なスマホ・タブレット取引ツール |
|
岡三オンライン
- 少額の資金で投資でき、リスクを分散できる
- 手数料は100万円まで無料で利用できる
- 充実した取引ツールが揃っている
岡三オンラインでは、単元未満株を扱っているため少額からでも投資を始められます。また、複数の銘柄への分散投資もしやすいため、リスクも小さくできます。
取引ツールも充実しているため、快適にミニ株取引を行えるでしょう。口座開設は最短5分で完了することから、取引の始めやすさも一つの魅力と言えます。

ミニ株の名称 | 単元未満株 |
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取引手数料(税込) |
【国内株式】
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取扱商品 |
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主なPC取引ツール |
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主なスマホ・タブレット取引ツール |
|
出典:岡三オンライン公式サイト
おすすめミニ株・単元未満株の選び方
キャピタルゲインを狙う
株式投資ではキャピタルゲインとインカムゲインがあります。キャピタルゲインとは、株式の売買によって発生する差額によって利益を得る方法です。
主に配当金や株主優待などがありますが、これらは保有株が多いほど得られる利益は大きくなります。

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企業情報を収集する
ミニ株投資の銘柄を選ぶ際は、一般的な株式投資と同様に企業情報を収集することが大切です。将来性が期待できる、今後も成長し続けるという企業であれば利益を得やすいでしょう。
株式を購入する前に、企業情報を入念にチェックしておけば稼げる銘柄を判断しやすいです。
例えば、新商品を発売したりヒット商品が生まれたりしたときに株価は大きく伸びる傾向があります。これらの情報を事前に押さえておけば、売買するタイミングも掴みやすくなります。
株主優待の内容をチェックする
ミニ株でも株主優待がある銘柄はあるため、株式を購入する前に株主優待の有無と内容をチェックしましょう。
ただし、ミニ株の範囲だと単元株と比較すると、株主優待の内容が見劣りすることが多いです。実際に、ミニ株でも株主優待を受けられるものもありますが、利益はそこまで大きくありません。

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ミニ株・単元未満株のメリット
ミニ株・単元未満株は、少額の資金で行える投資です。少額でリスクを抑えて株取引の練習をしたい投資初心者におすすめの投資方法と言えるでしょう。
ここでは、この種の株式のメリットを紹介します。
- 少額からでも投資ができる
- 損失が少ない
- 分散投資や積立投資がしやすい
- 投資の練習になる
少額からでも投資ができる
ミニ株・単元未満株は、通常の株式よりもはるかに低い金額で始められます。
多額の投資資金はないけれど、株式市場に足を踏み入れてみたいという人には参考になるのではないでしょうか。

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損失が少ない
この種の株式は、取引価格が低いケースがほとんどなので、うまくいかなかった場合でも損失が大きくなる心配はありません。
投資初心者は、大きな利益を狙うよりも、なるべく損失を小さくすることが大切です。
損失を恐れて、投資に踏み出せない人にもおすすめの投資方法と言えるでしょう。

分散投資がしやすい
この種の株式に投資することで、ポートフォリオの分散や長期的な投資の積み重ねがしやすくなります。投資額が小さいため、資金も分散させやすいのです。
通常の株式で分散投資をするとコストも大きくなるため、心理的負担もかかります。ミニ株や単元未満株であれば、分散投資も手軽にできます。

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投資の練習になる
この種の株式は、投資の練習にも最適です。リスクが低いので、いろいろな戦略を試し、何が自分に一番合っているのかを確認することができます。
ミニ株や単元未満株は、通常の株式より少額にはなりますが、自己資金で利益と損失を体感できることも特徴の一つです。
投資の世界では、「自己資金で運用してみる」ことが重要とも言われています。あまりリスクを負わずに株式取引の基本を学ぶには最適な方法と言えるでしょう。

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ミニ株・単元未満株のデメリット
次に、ミニ株・単元未満株のデメリットを紹介します。
- 手数料が割高
- 取扱銘柄が少ない
- 即時の取引ができない
- 株主優待が受けられないケースが多い
手数料が割高
この種の株式のデメリットとして、手数料が割高なことが挙げられます。
ミニ株の手数料は約定時に一定の割合がかけられて算出されるケースが多く、50円〜100円が相場と言われています。
投資額が小さい上に、手数料が投資額に占める割合が大きくなるため、儲けが出にくい傾向があります。

取扱銘柄が少ない
この種の株式は銘柄数が限られていることもデメリットとして挙げられます。
証券会社によって異なりますが、すべての銘柄に投資できないことは覚えておきましょう。

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即時の取引ができない
この種の株式は売買時間が決まっているため、買いたい時・売りたい時に即時取引ができないことがデメリットと言えるでしょう。
「どんどん株価が上昇しているから」のような理由で株価の購入を決意しても、タイムラグでさらに高い株価で購入してしまう可能性は大いにあるので、注意しましょう。

株主優待が受けられないケースが多い
この種の株式は株主優待が受けられない可能性があります。なぜなら、株主優待は1単元(100株)以上を保有している場合に適用されることが一般的だからです。
ちなみに、ミニ株・単元未満株でも株数に応じて配当金を受け取ることはできます。

よくある質問
まとめ
この記事では、おすすめのミニ株・単元未満株や、ミニ株・単元未満株を扱うおすすめ証券会社5選を紹介しました。
ミニ株は100株未満でも株式を購入でき、少額投資や分散投資を始めやすいため人気があります。また、銘柄によっては株主優待を受けられるためメリットは大きいでしょう。

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