
投資に取り組む人にとって、どの証券会社を利用するかは重要です。そのうえで、証券会社を利用した人の評判は、サービスの質を判断できる材料となります。
数ある証券会社のなかでも、今回紹介するのはマネックス証券です。株式購入時の取引手数料が55円(税込)~で、少額の資金で株式売買をしたい人に役立つ機能がついています。
そのため、大口の取引ではなく数千円単位での売買を検討している人も使いやすい証券会社だと言えるでしょう。
そこで今回は、マネックス証券の口コミ・評判をリサーチし、利用するメリット・デメリットについても解説していきます。

Contents
マネックス証券の基本情報
- 投資経験が無い人でも利用しやすい
- パソコンだけでなくスマホでも利用できる取引ツールが豊富
- 預かり資金の管理やセキュリティ面でも安全性が高い
マネックス証券は投資経験者だけでなく、未経験者でも利用しやすい点が特徴です。たとえば現物取引手数料は、55円(税込)~となっています。
公式サイト内で業界最安水準を謳っており、手数料を抑えて取引することが可能です。
その他にも100円から始められる投信つみたてや、少額からの資産形成に取り組めるiDeCoやNISAなど、さまざまな商品を取り扱っています。
また、MONEX VISIONやMONEX VIEWを活用すれば、資産分析や推移チェックが可能なため、資産管理や運用しやすくなるでしょう。
マネックス証券は、セキュリティ面でも安全性が高いサービスです。顧客から預かったお金は会社資産と区別して保管されているため、万が一破綻した場合でも無くなりません。
ワンタイムパスワードによる不正ログイン防止や、お客様情報の暗号化などの対策を行っているため、個人情報保護の面にも力を入れていると言えるでしょう。

取引手数料(税込) |
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主な取り扱い商品 |
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主な取引ツール(PC) |
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運営会社 | マネックス証券株式会社 |
出典: マネックス証券
【マネックス証券は使いやすい?】良い評判・口コミ
- 少額取引だと手数料を抑えられる可能性がある
- 初心者でも画面が見やすい
- 米国株の取引に関して特典がある
マネックス証券は少額取引をしやすい点で、良い評判や口コミが見られました。そのため、投資初心者でも取り組みやすい証券会社と言えます。
少額から取引が可能ですので、リスクを避けて取り組みたい人にとってチャレンジしやすいだけでしょう。そのため、手数料が安い点はメリットです。
また、取引画面が初心者でも見やすく、株価の状況やニュースなどを一目で理解できる点も良い口コミに繋がっています。
その他に米国株の売買を行う人には、さまざまな特典が用意されています。たとえば、米国株の取引手数料のキャッシュバックキャンペーンでは、最大3万円(税抜)までが対象となっています。※
また、マネックス証券では「プレ・マーケット(8:00~9:30)」や「アフター・マーケット(16:00~20:00)」と呼ばれる時間帯での取引も可能です。

【マネックス証券はやばい?】イマイチな評判・口コミ
- 取引が高額になるにつれて手数料が高くなる傾向にある
- ページが見づらいと感じられる場合がある
- システムエラーが起こる場合がある
マネックス証券は、約定金額によって取引手数料が定められています。約定金額が低ければ手数料は安いです。
しかし約定金額が上がるにつれて、割高になっていきます。結果、イマイチな評判・口コミに繋がっているようです。
また、マイページの画面が見づらいという口コミもありました。デフォルトの画面で使いづらいと感じられた場合は、カスタマイズする必要があるかもしれません。
そして、システムエラーが度々起こるというイマイチな評判・口コミも見受けられます。システムエラーで取引に支障をきたした場合は、お客様ダイヤルに問い合わせると解決できる可能性があります。
マネックス証券を使うメリット
ワン株を活用すれば数百円単位の投資が可能
ワン株とは1株から取引ができる制度のことです。国内株式の場合、基本的に100株単位の購入となっています。株によっては、価格が高すぎて購入できない恐れがあります。
ワン株を利用すれば、毎月数百円単位での株式購入ができるので、100株単位で買うのが難しい人は、活用してみるといいでしょう。

iDecoの手数料を抑えられる可能性がある
マネックス証券の場合は運用期間にかかわらず、iDeCoの運営管理手数料がかかりません。そのため、手数料を抑えながら資産運用をしたい人は、マネックス証券のiDeCoを活用するといいでしょう。
株の貸し出しサービスがある
株を所有している人は、マネックス証券の貸株サービスを利用できます。貸株サービスとは、顧客の株式をマネックス証券に貸し出し、マネックス証券が貸株の金利を支払う制度のことです。
効率的に金利を得たい人は、マネックス証券の貸株サービスを活用するといいかもしれません。
米国株の取引に力を入れている
米国株は数ある株式市場の中でも、取引数が多い市場です。1株単位での投資が可能となっています。株式の中には5%以上の配当を得られるものや、配当を増やし続けているケースもあります。
たとえば、マネックス証券では米国株購入時の現物手数料が最低0米ドルです。株の種類も大型銘柄から中小型銘柄まで取り揃えているため、好きなものを選びやすいでしょう。

クレカ決済による積立に対応している
マネックス証券は、クレカ決済による積立にも対応しています。クレカが利用できる点は、キャッシュで運用するよりもポイント還元の面でメリットがあると言えるでしょう。
クレカで積立すれば、投資額が大きくなるほど還元されるポイントも増えます。そのため現金での積立よりも、クレカ積立にした方がお得である可能性が高いでしょう。

マネックス証券を使うデメリット
外国株の取り扱いが少ない
マネックス証券で取り扱っている外国株は、米国株と中国株です。他の外国株の取引をしたい場合、マネックス証券は不便に感じるでしょう。
それ以外の国の株式売買をしたい場合は、他の証券会社を選ぶ方がいいかもしれません。
他の証券会社よりも国内株の取引手数料が割高になる恐れがある
マネックス証券の取引手数料は、約定金額によって異なります。たとえば約定金額が5万円以下の場合、現物取引手数料は55円(税込)、信用取引手数料は99円(税込)といずれも100円未満で済みます。
ちなみに一日の約定金額が100万円までであれば、株式の売買手数料が一日定額で550円(税込)のプランもあります。

マネックス証券をおすすめしたい人
資産管理ツールを活用して投資に励みたい人
マネックス証券には、初心者または経験者も使いやすい資産管理ツールが充実しています。
銘柄スカウターやMONEX VISIONは、リターンや業績を予想するうえで使用しやすいです。多くの資産管理ツールは無料で利用できるため、コストをかけずにツールを使用したい人にも便利でしょう。

IPO投資に興味がある人
IPO投資とは、新規公開株に対する投資のことです。証券取引所に未上場だった企業が、上場の際に新規に株を発行するにあたってIPO投資を行います。
そのため上場したての株を購入して、利益を獲得したい人にも向いているでしょう。
ちなみにマネックス証券は、IPO引受件数実績が全証券会社でトップ3であり、多くのIPOの中から好きな企業を選びやすい点も特徴です。※

クレカでの積立投資を行いたい人
先述したように、マネックス証券はクレカでの積立投資を行っています。キャッシュでの運用方法と変わらないため特別な手続きも不要で、ポイント還元を受けられる点はメリットです。
なお、次年度以降の年会費は550円(税込)となりますが、年1回以上の利用で無料です。そのため、実質永年無料と言っても過言ではありません。

マネックス証券はつみたてNISAにも対応している
マネックス証券ではさまざまな商品を扱っており、つみたてNISAにも対応している点がメリットとしてあげられます。
つみたてNISAは、長期にわたって少額で資産を形成したい人向けの非課税制度です。一定額までの投資であれば、利益が発生しても税金は引かれません。
マネックスポイントは、1ポイント1円として換算されて、nanacoポイントやWAONポイントとの交換が可能です。

マネックス証券の取引手数料
現物取引手数料
現物取引とは、自己資金で購入した株式のみを売却する方法です。マネックス証券の現物取引手数料は以下の通りです。
約定金額 | 取引手数料(税込) |
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~5万円以下 | 55円 |
5万円超~10万円以下 | 99円 |
10万円超~20万円以下 | 115円 |
20万円超~50万円以下 | 275円 |
50万円超~100万円以下 | 535円 |
100万円超~150万円以下 | 640円 |
150万円超~3,000万円以下 | 1,013円 |
3,000万円~ | 1,070円 |
マネックス証券の現物取引手数料は、主要ネット証券でも最低水準となっているため、手数料を抑えて取引したい人にはメリットと感じるはずです。
ただし約定金額が高い場合は、1注文ごとよりも一日定額手数料コースの方が安いケースもあるため、見極めた方がいいでしょう。
信用取引手数料
信用取引とは証券会社から資金を借り入れることで、手持ちの資金を超えた金額の取引ができるのがメリットです。マネックス証券の信用取引手数料は、以下の通りです。
約定金額 | 取引手数料(税込) |
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~5万円以下 | 99円 |
5万円超~10万円以下 | |
10万円超~20万円以下 | 148円 |
20万円超~50万円以下 | 198円 |
50万円超~100万円以下 | 385円 |
100万円超~150万円以下 | |
150万円超~3,000万円以下 | |
3,000万円~ |
信用取引手数料は、現物取引手数料と比べてお得な傾向にあります。
投資額が大きい銘柄の取引をしたい人の他に、同じ銘柄を1日に何度も取引したい場合も信用取引を活用すると、手数料が安く済むかもしれません。
マネックス証券はアプリもある?
マネックス証券はブラウザだけでなく、アプリでも利用できます。保有資産や株式に関するニュースなどをスマホでチェックが可能です。
外出先でもマネックス証券についてチェックしたい人はダウンロードするといいでしょう。
マーケット情報やニュースなどのメニューは並び替えて表示できる上、よく利用する項目は、お気に入り登録ができます。
指紋や顔認証でログインできることから、手間をカットできるだけでなくセキュリティ性という観点からも安心です。

マネックス証券の口座開設~ログイン・入金までの流れ
公式サイト上にて、必要情報を記入する
公式サイトにアクセスし、必要情報を記入して口座を開設します。「オンラインで申し込む」というボタンをクリックし、「オンライン口座開設申込みフォームへ」に進みます。
申込みから口座開設までは、最短で翌営業日までに完了となります。
本人確認書類をアップロードして申し込む
登録したメールアドレス宛に「口座開設お申込み手続きのご案内」が届いたら、画面に従って手続きを進めます。申込み手続きでは基本的な情報だけでなく、本人確認も行う必要があります。
本人確認が認められた後に「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」という件名で、口座開設通知メールが届きます。
証券会社から届いたIDとPWを入力してマイページにログインする
「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」に記載されているURLにアクセスすると、ログインIDやパスワードを確認できます。
登録できる金融機関は、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行など限られているため、自分の口座が対象か確認するようにしましょう。
証券口座に入金する
マネックス証券で株の売買を行う前に、証券口座へ入金しましょう。口座への入金が完了すると、株の売買の準備が整ったということになります。
インターネット入金は近くに銀行や提携ATMが無くても、すぐに入金できるのがメリットです。

株の売買を行う
マネックス証券で株を購入する流れは、大きく分けて3ステップです。最初に買いたい銘柄を確認し、決まったら銘柄の株価やチャートをツールを利用してチェックするといいでしょう。
株価をチェックし購入の意思が固まったら、あとは数量と価格を指定して注文ボタンを押せば完了です。
一方、株を売る際は購入した銘柄の株価を口座管理画面でチェックし、売っても良いか判断するといいでしょう。
売り時と判断したら画面上の「売却」ボタンをクリックし、数量と価格を指定します。ちなみに売却で得た損益は「取引履歴・損益」ページで確認することが可能です。

あわせてチェックしたいおすすめネット証券口座3選
LINE証券
- 1株数百円から投資できる
- LINE PayやLINEポイントを活用できる
- 毎月1,000円からつみたてNISAができる
LINEは通常の株取引以外にも、いちかぶ(単元未満株)を取り扱っています。有名企業の株も数百円から購入できるため、大金損失のリスクを避けたい、お試しで株を始めたい人におすすめです。
株式売買の未経験者も安心して利用できるでしょう。また、LINE証券はLINEアカウントと連携して利用できるため、LINE PayやLINEポイントを活用している人にとって便利です。
さらに、毎月1,000円から「つみたてNISA」ができるメリットもあります。現金だけでなくLINE Payで自動引き落としができるため、積立額を振り込み忘れる心配もなくせるでしょう。

取引手数料(税込) |
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主な取り扱い商品 |
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主な取引ツール |
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運営会社 | LINE証券株式会社 |
出典:LINE証券
楽天証券
- 商品のラインナップが豊富
- ニーズに応じて手数料コースを選択できる
- お客様サポート体制が整っており相談しやすい
楽天証券は国内・外国株式の取引だけでなく、投資信託やNISAなどの商品も取り扱っています。つみたてNISAのように少額投資ができる金融商品もあるため、投資額や目的などによって、選ぶことが可能です。
楽天証券の手数料は、2種類から選べます。ポイントを貯めながら取引する場合は「超割コース」、何度も少額の取引をする場合は「いちにち定額コース」がおすすめです。
その他に、サポート体制が充実しているのも特徴です。オペレーターとのチャットだけでなく、24時間対応のAIチャットもあるため、不明点があればいつでも相談可能です。

取引手数料(税込)※ |
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主な取り扱い商品 |
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主な取引ツール | マーケットスピード |
運営会社 | 楽天証券株式会社 |
出典:楽天証券
※.超割コースについては、大口優遇の場合「取引手数料」が0円~
SBI証券
- 取り扱い商品のラインナップが豊富
- 外国株の取り扱いが9ヶ国と豊富
- 動画やセミナーで株について勉強できる
SBI証券には、さまざまな商品のラインナップがあります。初心者でも経験者でも使いやすい点は強みだと言えるでしょう。
株の他にも金・銀、保険商品も扱っており、あらゆる金融商品をSBI証券で一元化できます。
幅広い外国株を売買したい人にとって、メリットに感じられるでしょう。株の購入方法や投資の基礎知識を身に付けたい人は、動画やセミナーの活用がおすすめです。
ちなみに動画は1分程度のものもあるため、スキマ時間を活かしてチェックできます。そのため、短時間で知識を習得しやすい点も、SBI証券の強みと言えるでしょう。

取引手数料(税込) |
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主な取り扱い商品 |
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主な取引ツール |
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運営会社 | 株式会社SBI証券 |
出典:SBI証券
マネックス証券に関するよくある質問
少額でも気軽に投資しやすい、手数料を抑えられる可能性がある・クレカ積立でお得に利用できるなどのメリットがあります。
商品ラインナップも豊富なため、様々なニーズに応じてぴったりな商品を選びやすいでしょう。
一方、取引金額によっては手数料が割高になる・外国株の取り扱いが少ないなどのデメリットがあります。
現物取引は55円(税込)から、信用取引は99円(税込)からとなっています。ワン株や新規公開株 公募・売出株、立会外分売は手数料無料から利用できます。
取引金額が高くなる場合は、一日定額手数料コースの550円(税込)からの方がお得かもしれません。
手数料が気になる場合は、マネックス証券以外の証券会社と比較し、もっともお得なサービスを選ぶのも一つの手段です。
メールに記載されたIDとパスワードを使ってマイページにログイン後、画面の表示に従い口座を登録すればOKです。
その他に、つみたてNISAでマネックスポイントを貯めたい方にも役立ちます。
まとめ
この記事では、マネックス証券の口コミ・評判をリサーチして紹介し、利用するメリット・デメリットや活用をおすすめしたい人、そして取引手数料などについて解説しました。
少額からの取引が可能で投資しやすい、初心者でも画面が見やすいなど、取り組みやすさに対して良い口コミ・評判が集まっています。ツールの中身や使い方が気になる人は、利用者の声を参考にするといいでしょう。
また、米国株に力を入れていることやクレカ積立に対応しています。マネックス証券の強みを活かせば、余計なコストをかけることなく株式売買ができるかもしれません。そのため、自分のイメージに合った取引を行っていける可能性があります。
マネックス証券を検討している方は、メリットや強みが自分に合うものか確認してから、口座開設することをおすすめします。
