
近年では「メタバース」や「NFTアート」が注目されるようになっており、それらを扱ったブロックチェーンゲームである「The sandbox」も人気です。
The sandboxはパソコンで遊ぶゲームでありながら、ゲーム内通貨は換金できるため遊びながら稼げます。特定のクエストなどの達成すべき目標は設定がなく、自分のスタイルに合わせて遊べます。
興味がある人は、The sandboxの特徴や遊び方を押さえておきましょう。そこで今回は、「The sandbox」とはどのようなものか特徴を紹介します。

Contents
始め方を知る前にThe sandboxの概要をおさえておこう
遊ぶ・稼ぐができるプラットフォーム
「The sandbox」とは、ブロックチェーンを基盤に作られたゲームであり、仮想空間である「メタバース」を自由に移動して遊べます。
名前の通り、ゲームのジャンルは「サンドボックスゲーム」であり、RPGのようにクエストのような達成すべき明確な目標などはなく、プレイヤーは空間内で自由に行動できます。
ゲーム内で使用・入手できる通貨には暗号資産である「SAND」があり、獲得すると現金に換金できるため「稼げるゲーム」としても人気があります。
メタバース空間内で建物やゲームを作成するためには、「LAND」と呼ばれる土地を購入しなければなりません。このLANDの他にも、ゲームに必要なアイテムを購入する際にSANDを利用します。

コインチェックと共同でメタバース上の都市開発を開始
コインチェック株式会社はThe sandboxのLANDを保有しており、このメタバース空間に近未来都市である「Oasis TOKYO」を2035年に制作するプロジェクトを始めています。
将来的にはさまざまなプレイヤーが、アーティストとファンのように交流を持ち、企業のコミュニティ育成の場として活用することを目指しています。
The sandboxの始め方
- 口座を開設する
- Metamaskをインストールする
- The sandboxでアカウントを作成する
1.口座を開設する
The sandboxでゲームを進めるためには、ゲーム内通貨であるSANDが必要になります。そのため、まずは暗号資産取引所の口座を開設してSANDを用意しましょう。
国内のSANDを扱っている取引所の口座を開設し、日本円を入金してSANDを購入します。
口座開設は基本的に無料で、メールアドレスや氏名、住所などの情報を入力するだけであるため簡単です。

2.Metamaskをインストールする
口座を開設してSANDを用意したら、The sandboxに対応しているウォレットにコインを送金します。基本的に取引所の口座内にある通貨は、そのままの状態だとゲームに利用できません。
MetaMaskのアカウントを作成し、取引所の口座にあるSANDを送金します。MetaMaskはブラウザの拡張機能で利用でき、Google Chromeなどにインストールして使います。
3.The sandboxでアカウントを作成する
MetaMaskのアカウントを作成したら、最後にThe sandboxのアカウントを作成します。The sandboxの公式サイトにアクセスし、画面の右上にある「サインイン」をクリックしましょう。
「ログインまたはアカウントの作成」という画面が表示されるため、その項目の一覧の中からMetaMaskを選んでください。
そこでMetaMaskのログイン情報を入力すると、The sandboxとMetaMaskの接続が完了します。

The sandboxを始める際にかかる初期費用
The Sandboxを始める際には、初期費用がかかります。ここでは、The Sandboxの初期費用の目安と、The Sandboxの初期費用を抑える方法について解説します。

The Sandboxの初期費用の目安

LANDの価格は、2022年11月15日時点のOpenSeaでの最低価格は1.189ETHですが、立地のタイミング、サイトによってもさまざまです。
現時点で、1ETHあたり日本円で約17万円なので、LANDに20万円程度、手数料に5,000円程度かかると考えられます。
The Sandboxの初期費用を抑える方法
LANDはセールで通常より安く販売されていることもあるので、初期費用は抑えたい人はセールのタイミングが狙い目です。
セールの告知は、Twitterの公式アカウントで行われるため、頻繁にチェックするようにしましょう。
またLANDはレンタルもできるので、価格を抑えてゲームに参加したい人はマーケットプレイスで土地(LAND)をレンタルするのもおすすめです。

The sandboxはスマホ非対応?
The sandboxをプレイするときの注意点は、スマートフォン版はリリースされておらず非対応であることです。

The sandboxを始めるために必要なMetaMaskも、スマートフォンのブラウザに対応しておらずパソコンで操作する必要があります。
将来的にスマートフォンやタブレット用のバージョンが登場する可能性はありますが、2022年8月時点でそのような情報はありません。
また、同じ「The sandbox」という名称のスマートフォン版アプリがありますが、メタバースのNFTゲームとは別物である点も要注意です。
The sandboxはスマートフォンでプレイはできないものの、アカウントの作成は可能です。隙間時間などで登録したい人はスマートフォンを利用すると良いでしょう。
The sandboxの稼ぎ方
※本記事の内容は、必ず利益を生む方法を紹介するものではありません。本記事で紹介しているサービスは、ご自身の責任におきましてご利用くださいますようお願いいたします。
Voxel EditでASSETを作成
The sandboxの遊び方の一つに、「VoxEdit(ボックスエディット)」というツールを使った「ボクセルアート」があります。
このボクセルアートとは、立方体のパーツを組み合わせて3DCGを作る遊び方です。建物・アイテム・キャラクターなど作成したASSETは、マーケットプレイスで販売できます。

Game Makerで3Dゲームを作成
The sandboxには「Game Maker」という自作のゲームを作れる無料ツールがあり、3Dゲームを作成して自分の土地などに配置できます。
作成したゲームは他のプレイヤーに有料で公開することができ、入場料による収益化が可能です。
LAND Saleで土地を入手し不動産投資をする
The sandbox内の土地であるLANDは、ゲーム内の「LAND Sale」にて購入できます。しかし、常時購入できるわけではないため注意してください。
LANDはメタバース上の土地ですが、実際の不動産と同じように資産運用が可能です。保有している土地は他のプレイヤーに貸し出すことができ、その間は少額ながら収入を得られるでしょう。
また、LANDは需要が高く値動きが激しいです。そのため、価格が安いときに購入し値上がりをしたときに売れば差額が利益になります。
ゲーム内通貨SANDを保有し売買益を得る
作成したASSETの売却や公開しているゲームの入場料では、ゲーム内通貨のSANDを入手できます。
LANDと同様にSANDも価格変動が激しいため、今よりもThe sandboxの人気が高まり、SANDの需要が高まれば高騰する可能性があります。

ゲーム内ASSETの転売
The sandbox内では、ASSETを作成して売るだけでなく購入も可能です。NFTのマーケットプレイスに出品されているASSETも、時間の経過により価格が変化します。
つまり、NFTマーケットで価格が安いASSETを購入し、アイテムなどのフロア価格が上昇したタイミングで出品することで売買益を得られるでしょう。

The sandboxの将来性
The sandboxはCoincheckが大規模なメタバースプロジェクトを進めていたり、ソフトバンクが大きな資金を投資していたりと、一般ユーザーだけでなく企業も注目しています。
その後は加熱状況が落ち着いて価格を下げており、2022年の5月までは300円前後の価格で推移していました。

このようにSANDの価格は下降していますが、The sandboxが扱っている「メタバース」や「NFT」などは今後も成長市場であるため、将来的に期待できる部分は大きいです。
The sandboxでよく使う用語を解説
The Sandboxを始める際には、まずはよく使用する用語の意味を理解しておきましょう。ここでは、The Sandboxでよく使う用語について解説します。
-
METAVERSE(メタバース)
-
LAND(ランド)
-
ESTATE(エステート)
上記の3つの用語は、The Sandboxの全体像を掴むために欠かせないワードなので、覚えておきましょう。
METAVERSE(メタバース)
The Sandboxは166,464個もの空間で構成されていて、METAVERSE内で利用できる主要トークンはEthereum(イーサリアム)のブロックチェーン上で発行された通貨「ERC-20(SAND)」です。
LAND(ランド)
発行数の上限が166,464個と定められており、The Sandbox内のマーケットプレイスやCoincheck NFT(β版)、OpenSeaでも購入できます。

ESTATE(エステート)
1LANDは、96m(縦) x 96m(横) x 128m(高さ)で、最小サイズは3LANDx3LANDの合計9LANDで構成されています。
The sandboxを始める際の注意点
The sandboxを始める際の注意点は次の4つです。
- ウォレット情報を忘れないように管理する
- 収益化まで時間が必要
- 偽物が出品されていることがある
- パソコンがないと始められる
The sandboxはメタバースを用いたゲームで、従来のゲームとは違った楽しみを得られます。

ウォレット情報を忘れないように管理する
1つ目がウォレット情報を忘れないように管理することです。
ウォレット情報をなくすと、自身が所有している仮想通貨やNFTの引き出しができなくなります。

収益化まで時間が必要
2つ目が収益化まで時間が必要です。

偽物が出品されている可能性がある
3つ目が偽物が出品されている可能性があることです。
OpenSeaでLANDを購入する際、SandboxのLANDではない偽物の可能性があります。

公式も偽LANDを排除していますが、それでもまだまだ偽物が流出している可能性はあります。
パソコンがないと始められない
4つ目がパソコンがないと始められないことです。

【Coincheck】The sandboxに必要なSANDを扱う仮想通貨取引所
- 国内でSANDを扱っている数少ない取引所
- 500円の少額から暗号資産を購入できる
- 暗号資産の売買・取引以外のサービスも充実している
Coincheckは国内でSANDを扱っている数少ない暗号資産取引所です。取引数量が多い大手の取引所であり、ビットコインやイーサリアムなど扱っている通貨は18種類もあります。
運営体制には強力な後ろ盾があるため、信頼性・安心感があるでしょう。500円という少額からビットコインなどの暗号資産を購入できるため、初心者にもおすすめです。
暗号資産積立てやNFT、電気・ガスなども提供しており、サービスの幅は広いです。

取扱暗号資産 |
18種類 BTC・ETH・ETC・LSK・XRP・XEM・LTC・BCH・MONA・XLM・QTUM・BAT・IOST・ENJ・OMG・PLT・SAND・XYM |
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最低取引単位 | 0.001BTC |
レバレッジ取引 | なし |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 |
形式 | 販売所・取引所 |
SANDに交換できるイーサリアムが取引可能なおすすめ仮想通貨取引所3選
DMM Bitcoin
- アルトコインの取り扱い数が20種類と豊富にある
- レバレッジ取引に対応しており最大2倍までかけられる
- サポート体制が充実しており365日対応している
DMM Bitcoinはビットコイン以外のアルトコインの扱いが充実しており、全20種類の通貨の取引が可能です。気になる通貨が多い人は要チェックです。
口座開設までは5分ほどの時間で完了し、「スマホでスピード本人確認」を活用すると最短1時間ほどで取引を始められます。
取引ツールはスマホ版・PC版のいずれも充実しており、取引スタイルや利用シーンに合わせた使い分けが可能です。

取扱暗号資産 | 20種類 BTC・ETH・XRP・TRX・ZPG・LTC・BCH・XLM・ETC・OMG・ENJ・BAT・MONA・ADA・DOT・IOST・XTZ・XEM・QTUM・XYM |
---|---|
最低取引単位 | 0.0001BTC(0.001ETH) |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 販売所:無料 |
形式 | 販売所 |
bitFlyer
- 取り扱い通貨数は17種類と豊富
- 暗号資産FXも扱っており投資方法の幅が広い
- 貯めたTポイントを使って暗号資産投資を始められる
bitFlyerも2014年から暗号資産を取り扱っている国内の老舗の取引所です。取り扱い暗号資産は17種類もあり、ビットコインなどの主要な通貨以外にもさまざまなアルトコインを扱っています。
暗号資産の売買以外にも、「bitFlyer Lightning」では暗号資産FXを利用できるため、投資方法の幅が広いです。
交換単位は100ポイントであるため、普段からTポイントを貯めており100ポイント以上保有している人であれば、現金を使わずに暗号資産投資を始められます。
さらに、500円以上のビットコイン決済ではTポイントが1ポイント貯まるため、暗号資産をお得に活用できるでしょう。

取扱暗号資産 | 17種類 BTC・XRP・ETH・XYM・LINK・MATIC・MKR・DOT・XTZ・XLM・XEM・BAT・ETC・LTC・BCH・MONA・LSK |
---|---|
最低取引単位 | 販売所:0.00000001BTC(0.00000001ETH) 取引所:0.001BTC(0.01ETH) |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:0.01%~0.15% |
形式 | 販売所・取引所 |
BITPOINT
- 初心者から上級者まで使いやすい取引ツールを提供している
- 信頼性が高いアルトコインの取り扱いが豊富
- 500円以下の少額から暗号資産投資を始められる
BITPOINTは初心者から上級者まで人気がある国内の大手暗号資産取引所であり、特に使いやすい取引ツールが評価されています。
さらに、取り扱い通貨数が多いため、興味のある通貨を選び投資できるでしょう。時価総額ランキング上位のアルトコインであるため、信頼性は高く投資しやすいです。
スマートフォン用のアプリでは、取引以外にも保有資産の状況も簡単に分かるため、現状を把握した上で取引しやすいです。

取扱暗号資産 | 13種類 BTC・IOST・DEP・LNK・JMY・DOT・ADA・TRX・XRP・ETH・BCH・LTC・BAT |
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最低取引単位 | 0.00000001BTC(0.00000001 ETH) |
レバレッジ取引 | なし |
取引手数料 | 無料 |
形式 | 販売所・取引所 |
よくある質問
まとめ
この記事では、The sandboxがどのようなものかを紹介しました。The sandboxでは自分でNFTアートや3Dゲームを作成でき、販売したり遊んだりできます。
RPGのようにクエストやボス攻略などはありませんが、自由度が高くコミュニティも多いため、自分のスタイルに合った楽しみ方が可能です。
また、保有しているアイテムや建物、土地などは売買が可能であり、上手く活用すればゲームで遊びながら稼げます。
